( 房総 金田港 )
忙しかった物件の引渡しも無事に済んでエアーポケットに
入りました。こんな時はいつも産土の下町へ出かけます。
生れは本所、両国ですが産土の神社は向島との境の
牛嶋神社。言問橋の東詰(浅草から言問橋を渡った所)
そこに20余町の神輿倉があります。
http://www.dentan.jp/sumida/sumida1.html
どうぞ浅草においでの節はころころの産土の神社へ
おいでくださいまし・・・
今日東京の開花宣言がありました。
墨堤(隅田川の堤)の桜も見ごたえがありますよ。
花舞台本所深川向島 ころころ
黒北風も貝寄風もなき舟溜まり ころころ
昨日は連衆とのバスの旅、愉しい一日でした。
ここ連日の春の陽気とは一変し、東京湾アクアラインの
海上の休憩エリア「海ほたる」では霙交じりの雨となり
ましたが、海上橋を渡り房総に入ると雨雲はあるものの
なんとか一日持ちこたえてくれました。
「南房総うまいもん大集合ツアー」と銘うったツアー
確かに房総のうまいもんはお店に並んでおりましたが
やはりお金を出さないとこちら側には来ませんね。
お昼の海鮮丼は海鮮はもちろん新鮮で美味しいのです
しかし、丼のご飯の冷たさには参りました。
亡くなった両国のおじいちゃんだったら、丼をひっくり返して
怒りくるっただろうと思いますよ。
計画に有った菜花摘みはあいにくの天候で畑がぬかるんで
取りやめとなりましたが、休憩所で頂いた菜の天ぷらは
柔らかくて香りもほのかに美味しかった。
それから向かった苺狩り(30分食べ放題)では、「紅ほっぺ」
という品種のものです。そこまで運動もせずに食べまくって
いた私の、いや同行者のお腹も果物は別腹とみえる
私は大ぶりのものを30~35個、女性でも30個はいった。
苺ハウスと道をはさんだ畑の菜の花はさすが房総の趣。
腹を充たした連衆は早々畑におりて芹をさがしたり、
菜を摘んだり、それはそれは俳人らしい行動にでました。
(いつの世にも俳人の行動はあやしい・・・)
いつも感じることですが連衆とは不思議な連帯感があり
それは詩の世界で「個」の舞台裏を見せ合っているから
かもしれない。家族や友人には決して見せない心の内側を
詩に託しているからでしょう。
もし公開日記を書くとしたら、当り障りの無い文章を書くで
しょう。絶対他人には見られない日記ならば本音を書くで
しょう。見られる可能性のある日記を書くとしたら・・・
本音を何かに託し書くでしょう。
「伝えたいことを言わずに伝える」これこそ俳句だと思って
います。
帰路のバスのなかでまさかの「短冊」が廻ってきました。
各自の嘱目五句なんと、なんと、いう優しさでしょう。
結果はまたの機会に・・・
というわけで愉しい一日でした。連衆の皆様お疲れ様。