シラヤマギク(白山菊、赤塚植物園)
山地や丘陵にみられる多年草で春の嫁菜にたいして婿菜と
よばれています。
十月やみづの青菜の夕靄も 藤田湘子
十月が来てしばらくは山静か 石井 浩
十月のプラネタリウム透きとほる 辻美奈子
十一月花を扱ひ荒れし手よ 大井雅人
十一月石も素肌をさらすかな 平井照敏
峠見ゆ十一月のむなしさに 細見綾子
はや十月も尽きようとしている。
何月という季語は難しく、ころころもあまり詠んだ記憶が
なのです。特に十月と十一月の違いは人事で詠み変えた
ほうが成功するような気がする。
検索でみると季を重ねて天象、時候を詠む傾向にあり
秋の○、夏の○といったようなほうが詠みやすいかも
しれません。
ころころもチャレンジしてみます。
例えば俳句の例としては拙いものですが、同じ素材を詠んで
みると面白いかもしれません。
十月の一服旨し土手の上
十一月片手でつぶす空煙草
ころころの感覚的な違いはこんなところです。
みなさんはどうでしょうか?