3月 31日

2023-03-31 05:53:04 | Weblog
                 落花・飛花落花・花散る・花吹雪・飛花・花屑・花筏



          東京では早くも桜が散りはじめました 数日続いた雨には耐えてくれましたが散り時は一瞬です
          咲くことと同じくらい散る桜も愛でて詠まれる まことに日本人らしき感覚でしょうか



          へそ小さき風神雷神桜散る            栗田やすし


          谷へちる花のひとひらづつ夕日          細見綾子


          花吹雪人語にはかに遠くなる           河原地英武


          鼓笛隊落花の中を進みけり            関根切子


          散る花へ鈴を翳して巫女舞へり          石崎宗敏


          散る花や掃き癖強き竹箒             山 たけし


          放生の池に渦なす花筏              ころころ




                    



          あめつちのくづれんばかり桜ちる         沢木欣一


          たえまなき落花の下のみやげうり         山口青邨


          大鍵の倉庫を閉ざす花吹雪            秋元不死男


          この庭の今天国や花吹雪             星野立子


          一年をこの一日に散るさくら           今井千鶴子


          ひろげ干す傘にも落花乾きゐし          杉田久女


          散る桜残る桜も散る桜              俗名は山本栄蔵(良寛和尚)




                    


            今日も日本全国で7,178人のコロナ感染者の発表が有りました、
            引き続き油断なく過ごしましょう
            ( 前週同曜日比 -1,630 人 ) 一部サイトから資料お借りしています
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月 30日

2023-03-30 05:46:25 | Weblog
                   トキワマンサク・常盤金縷梅・紅花ときわまんさく



          金縷梅の花言葉は、「霊感」「ひらめき」「魔力」「幸福の再来」など良い意味ですが、神秘的なものが
          多いようで 春一番に咲くというので「まず咲く」が訛 ってマンサクになった言われています 
          ( 金縷梅・銀縷梅・紅花金縷梅 )



          まんさくは煙のごとし近よりても      細見綾子


          まんさくや故郷の山へ深く入る       矢野孝子


          まんさくの花躍るごと笑ふごと       田畑 龍


          金縷梅や炭焼窯の薄けむり         武藤光晴


          まんさくの花の細やかマタギ村       長江克江




                    



          紅まんさく霧のしたびに火を蔵す       栗生純夫


          まんさくや笑みて歯欠けの山童        上田五千石


          金縷梅や太きウエスト笑ひ合ふ        鍵和田釉子


          まんさくが赤く黄色く咲きにけり       林 紀之助


          まんさくは印度舞踊の手のかたち       穂苅富美子




                    




            今日も日本全国で8,242人のコロナ感染者の発表が有りました、
            引き続き油断なく過ごしましょう
            ( 前週同曜日比 +4,065 人 ) 一部サイトから資料お借りしています
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月 29日

2023-03-29 06:06:47 | Weblog
                          花蘇枋 ・紫荊・花ずおう



          目を瞠る韓の仏や花蘇枋         中村あきら


          花蘇枋会ふたび母は恋ばなし       鈴木美登利


          武家町に湯屋の暖簾や花蘇枋       中村たか


          雨激し母亡き庭の花蘇枋         熊澤和代


          通院の山裾染むる花蘇枋         矢野愛乃




                    



          予後の身に曇る小路の紫荊        柴田白葉女


          いまはむかしのいろの蘇枋の花ざかり   飯田龍太


          紫荊花の重さを見せざりし        稲畑汀子


          宿営や蘇枋一本の土の家         相馬遷子


          雀の子蘇枋の花の中をとぶ        岡井省二




                    



            今日も日本全国で8,361人のコロナ感染者の発表が有りました、
            引き続き油断なく過ごしましょう
            ( 前週同曜日比 -635 人 ) 一部サイトから資料お借りしています
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月 28日

2023-03-28 05:38:59 | Weblog
                             韮の花・花韮



          ハナニラ(花韮)/ヒガンバナ科/ハナニラ属
          アルゼンチン原産の帰化植物 多年草 花期は3〜4月 別名は「セイヨウアマナ」3月の末頃、「ハナニラ」が
          咲き始める。この植物は葉に「ニラ臭」があるので花がついていないと「ニラ」と区別がつかない。
          そして4月の末には花は消えてしまうのである。また、野菜の「ニラ」の花の部分を「花ニラ」と呼んで
          食用として栽培していたりするので、ますます紛らわしいのである。明治時代に観賞用として渡来したようだが
          今では日本にすっかり馴染んで雑草化している。「有毒である」としているサイトもある。



          花韮を摘み来し指のなほ匂ふ        稲畑汀子


          花韮に止るは小さき蝶ばかり        坊城 中子


          花韮の紫うすき翳りかな          岸 典子


          花韮のはかなきまでに白き日々       中嶋秀子


          韮咲くや一病を得て食大事         岡本 眸




                    



          ニラ(韮)/ヒガンバナ科/ネギ属
          在来種 多年草 花期8〜9月 別名:フタモジ、ミラ、コミラ「ニラ」は本格的な夏に入ってから開花する。
          花は小さく、花びらは水平に開ききるので横からだと平らに見える。それに当たり前の話だが葉に
          「ニラ臭」がある。ただ、栽培しているものに比べて雑草化しているものは、やや匂いが弱い。



          牡丹の根元の韮の花も咲く         細見綾子


          くくり女の老いて多弁や韮の花       下里美恵子


          韮の花ひとかたまりの白さかな       長澤和枝


          窯場まで陶埋めし道韮の花         伊藤範子


          花にらや夕どき冷ゆる膝頭         金原峰子



                    



            今日も日本全国で2,773人のコロナ感染者の発表が有りました、
            引き続き油断なく過ごしましょう
            ( 前週同曜日比 +157 人 ) 一部サイトから資料お借りしています
    
        
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月 27日

2023-03-27 06:42:20 | Weblog
                            杏の花・花杏



            杏咲き北国人にかぶさる屋根           細見綾子


          花杏ラッパ吹き来る豆腐売り           伊藤登美江


          校庭の声空に抜け花あんず            金原峰子


          花杏アルプスに向け画架立つる          磯田なつえ


          杏咲く信濃の地震観測所             高橋 毅




                    



          一村や杏の花にうもれ住み            星野立子


          宿の湯を貰ひに農婦杏咲く            草間時彦


          石屋根の崩れきつたる花杏            加藤秋邨


          百万石の加賀に一夜を花杏            森 澄雄


          花杏遠目に見ては旅つづく            能村登四郎




                    



            今日も日本全国で6,161人のコロナ感染者の発表が有りました、
            引き続き油断なく過ごしましょう
            ( 前週同曜日比 +252 人 ) 一部サイトから資料お借りしています 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月 26日

2023-03-26 05:39:47 | Weblog
                           山桜・吉野桜・遅桜 



          山ざくら一樹一樹の夕日かな           細見綾子


          木の鈴を買ふ四分咲きの山桜           栗田やすし


          山桜ここは太古の海の底             大谷みどり


          夕風に山桜散る露天風呂             滝沢昇二


          トンネルを抜けてトンネル山桜          平松公代


          城跡は雲湧くところ山桜             ころころ




                    



          遍路笠脱ぎて仰げり山桜             沢木欣一


          七つ滝七つに照りて山ざくら           能村登四郎


          この辺り光秀贔屓山ざくら            山田弘子


          山ざくら僧と嫗と道づれに            飴山 實


          ひかり降るごとく雨来て山桜           茨木和生


          鳶老いて高音張りけり山桜            小川軽舟




                    


            今日も日本全国で8,295人のコロナ感染者の発表が有りました、
            引き続き油断なく過ごしましょう
            ( 前週同曜日比 +1,171 人 ) 一部サイトから資料お借りしています
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月 25日

2023-03-25 05:21:09 | Weblog
                        枝垂桜・糸桜・紅枝垂・しだり桜



          杉間より流るる枝垂桜かな          沢木欣一


          高麗の里枝垂桜が紅潮す           細見綾子


          二胡の音に枝垂れ桜の揺れやまず       横井美音


          枝垂れたる桜に触れし車椅子         河井久子


          つくばひに枝垂桜の枝浸す          青木信子




                    



                    



          まさをなる空より枝垂桜かな         富安風生


          見るほどに枝垂桜の老いて艶         深見けん二


          枝垂桜わたくしの居る方が正面        池田澄子


          雨筋を千々にわかちて糸ざくら        岡本 眸


          篝火を焚けば揺れそめ糸桜          下村梅子




                    


            今日も日本全国で8,533人のコロナ感染者の発表が有りました、
            引き続き油断なく過ごしましょう
            ( 前週同曜日比 +1,616 人 ) 一部サイトから資料お借りしています
  

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月 24日

2023-03-24 05:45:08 | Weblog
                              桜・桜花



          伊那人に城址の桜真盛り             細見綾子


          スカイツリー江戸の桜を見下ろしに        栗田やすし


          ため息を咎められたり夕桜            河原地英武


          島桜咲き初む風葬ありし村            下里美恵子


          夜桜に五重の塔のまぎれなし           井沢陽子


          寺町に寺の託児所桜咲く             ころころ




                    


                    



          さまざまの事思ひ出す桜かな           松尾芭蕉


          きのふけふ高根の桜見えにけり          与謝蕪村


          見かぎりし古郷の桜咲きにけり          小林一茶




                    



          桜さく宇佐の呉橋うちわたり           杉田久女


          一切を桜のせゐにしてしまふ           夏井いつき


          思ふまま歩きたき夜の桜かな           渡辺桂子


          桜さくら各駅停車して桜             津田清子


          山の鳥来てさわぎゐる桜かな           山口青邨




                    


            今日も日本全国で8,808人のコロナ感染者の発表が有りました、
            引き続き油断なく過ごしましょう
            ( 前週同曜日比 +1,142 人 ) 一部サイトから資料お借りしています 
 



                    
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月 23日

2023-03-23 06:18:30 | Weblog
                         大根の花・大根花・花大根



          春雷を二三日して大根花              細見綾子


          大学の庭の大根花咲けり              沢木欣一


          大根の花咲く十坪ほどの庭             栗田やすし


          南吉のきつねの話花大根              江本晴子


          ポンプ井戸残る畑や花大根             横井美音




                    



          ほろ苦き恋は忘れず花大根             鈴木真砂女


          夕暮れて白の冷えゆく花大根            五十島典子


          花大根に蝶漆黒の翅をあげて            杉田久女


          花大根海女の磯畑一つかみ             鈴木しげを


          二十の戀五十の戀や花大根             石塚友二




                    


          もうひとつ花が美しく、葉が大根の葉に似ていることから花大根と呼ばれている紫花菜・諸葛菜
          三国志の諸葛孔明が戦の食糧用に栽培したといわれていることから諸葛菜ともいわれています



          諸葛菜いつまでを子に仰がるる            福永 耕二


          足もとに点るむらさき諸葛菜             草間時彦


          脱藩の道と知りけり諸葛菜              野口弘子


          花大根むらさきを濃く茜寮             山口青邨


          花大根咲き紫に日暮たる              中山ユキ




                    



            今日も日本全国で4,177人のコロナ感染者の発表が有りました、
            引き続き油断なく過ごしましょう
            ( 前週同曜日比 -5,214 人 ) 一部サイトから資料お借りしています
 
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月 22日

2023-03-22 06:26:33 | Weblog
                         涅槃西風・彼岸西風・涅槃吹



          ねはんにし,彼岸西風,涅槃吹とも。 冬の季節風のなごりで春の彼岸の前後に吹く風。
          涅槃会「陰暦二月十五日」はお釈迦様の入滅の日にあたり、美しい響きからも西方浄土が想象される季語であり
          時期的には春の彼岸前後にあたり、一般的に浄土からの迎え風 。.涅槃(ニルヴァーナ)の意味は苦しみの最高の
          境地=仏教のゴール  ( 知識はネットからお借りしました )



          涅槃図を花の霞の中に見し            細見綾子


          涅槃西風平和の鐘を一つ撞く           栗田やすし


          被爆樹の黒こげ匂ふ涅槃西風           栗田せつ子


          艶やかな唐人墓よ涅槃西風            武藤光晴


          彼岸西風大樹を傘に座禅石            山崎文江




                    



          涅槃西風庫裏の障子戸開けて訪ふ          星野立子


          笹舟は詩片のごとし涅槃西風            有馬朗人 


          ころがつて玉葱芽だす涅槃西風           秋元不死男


          むづがゆき翼のつけ根涅槃西風           正木ゆう子


          岩はみな沖へ尖りて涅槃西風            金子治子




                    


            今日も日本全国で8,996人のコロナ感染者の発表が有りました、
            引き続き油断なく過ごしましょう
            ( 前週同曜日比 -1,239 人 ) 一部サイトから資料お借りしています 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする