1月 5日

2025-01-05 05:15:32 | Weblog

                        小寒・寒の入・寒に入る・寒

 

 

             「小寒(しょうかん)」は、季節の指標である「二十四節気」の23番目の節気。

             「寒さが厳しくなる時期」という意味で、2025年は1月5日~1月19日です。小寒の初日を

             「寒の入り(かんのいり)」といい、そこから立春までの約30日間は「寒中」「寒の内」と呼ばれる

              1年で最も寒さの厳しい時です

 

 

 

                

 

 

 

          人里に水の音する寒の入り             細見綾子

 

          微かなる地震に驚く寒の入り            栗田やすし

 

          水神の御鏡割れし寒の入              奥山ひろみ

 

          小寒のサーファー浮けり九十九里          武藤光晴

 

          小寒の日射し鋤き込み畝立つる           上田博子

 

          寒の入り小指ぶつけてうずくまる          ころころ

 

 

 

                     

 

 

 

          小寒となりしは名のみあたたかや          星野立子

 

          剣道のたたんと進む寒の入             正木ゆう子

 

          マーラーの曲にちからや寒に入る          林 翔

 

          寒の入朝日も道もまつすぐに            岡本 眸

 

          小寒や枯草に舞ふうすほこり            長谷川春草

 

          秩父嶺の吹き晴れ寒に入りにけり          水田清子

 

 

 

                

 

 

 

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1月 4日

2025-01-04 05:07:01 | Weblog

                           福寿草・元日草

 

 

 

 

                     

 

 

 

          福寿草ひらききつたりまぶしかり         細見綾子

 

          野仏に日の惜しみなく福寿草           山本法子

 

          妻快癒土持ち上ぐる福寿草            武藤光晴

 

          野仏に日の惜しみなく福寿草           山本法子

 

          全身で喜ぶ赤子福寿草              足立サキ子

 

          地を割つて光の束に福寿草            ころころ

 

 

 

                     

 

 

 

          福寿草二輪ひらきぬ福と寿と           林 翔

 

          窓に向き眼鏡が光る福寿草            菖蒲あや

 

          妻の座の日向ありけり福寿草           石田波郷

 

          静かなる元日草に日闌けたり           橡魚子

 

          龍神に福寿草咲く山襞あり            能村登四郎

 

          地の果に咲きほほけゐし福寿草          稲畑汀子

 

 

 

                     

 

 

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1月 3日

2025-01-03 04:56:53 | Weblog

                             正月三日

 

 

 

                

 

 

 

          墨磨つて三日の雪に籠りけり          栗田やすし

 

          胃薬にむせびてゐたる三日かな         河原地英武

 

          三日はや金網に蛸のばし干す          国枝隆生

 

          朝風呂に無精髭剃る三日かな          武藤光晴

 

          三日はやダンスに夫と誘はるる         岸本典子

 

          沖待ちの船の連なる三日かな          岡野敦子

 

          外人とならび参詣はや三日           ころころ

 

 

 

                

 

 

 

          三日晴れ日輪海の空をわたる          水原秋櫻子

 

          西行庵雪が浄めし三日なり           福永耕二

 

          夜咄に三日の酒のはてしなし          石田波郷

 

          よく晴れて三日の坐り机かな          黒田杏子

 

          三日はやもの書きといふ修羅あそび       鍵和田釉子

 

          男また眠つてしまふ三日かな          夏井いつき

 

 

 

                

 

 

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1月 2日

2025-01-02 04:46:08 | Weblog

                            正月二日

 

 

 

                     

 

 

 

          青空へもぐら顔出す二日かな           沢木欣一

 

          二日はやわが庭に来る夫婦鳩           栗田やすし

 

          天守より山河清しき二日かな           鈴木真理子

 

          ラーメン屋昼賑はへる二日かな          丹羽康碩

 

          刀匠の火の粉浴びゐる二日かな          田畑 龍

 

          掌で撫づる二日の無精髭             渡辺慢房

 

 

 

                     

 

 

 

          蜑が妻二日の凪に麦踏めり            水原秋桜子

 

          足袋裏のかすかなる穢の二日かな         能村登四郎

 

          二日かな矢切の渡し急がざる           渡辺恭子

 

          二日はや工事場廻る警備員            松尾千代子

 

          風はたとやめば二日の壇の浦           白倉久子

 

          雪掻きて二日の店を開けにけり          榎本栄子

 

 

 

                

 

 

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2025年 1月 1日

2025-01-01 04:47:17 | Weblog

                    新年・年新た・年明くる・年の始・ほか 

 

 

 

                     

 

 

 

          あらたまの春の野に出づ常乙女         沢木欣一

 

          琴唄の八重の潮路に初日さす          細見綾子

 

          あかあかと桜榾焚き年迎ふ           栗田やすし

 

 

 

                

 

 

 

          新日記先づ一行は母のこと           丹羽康碩

 

          榾くべて火の音うれし初竈           下里美恵子

 

          病む母の唇に福茶のひと雫           矢野孝子

 

          初鏡父似の眉をととのふる           伊藤範子

 

          研ぎ上げし文化包丁年新た           関根切子

 

          淑気満つ起筆の墨のおきどころ         ころころ

 

 

 

                

 

 

 

          恭賀新禧一月一日日野昇            正岡子規

 

          一行の心を籠めし年始状            高浜虚子

 

          一輪の霜の薔薇より年明くる          水原秋櫻子

 

          元旦やいつもの音にいつもの戸         吉田鴻司

 

          一歳の稚児が礼して年新た           都筑智子

 

          湯気のたつほかに音なきお元日         宇多喜代子

 

 

 

                

 

 

 

                 サイトから一部資料・写真お借りしています

                    

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