( 11月尽 )
瞬けば十一月は冬なりき 殿村菟絲子
あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男
いよいよ明日から師走、十二月となる一年くらい勉強してみようと入会した
結社も,師の句,人柄、そして人柄を注視する師の方針など多くに惹かれて
もう少し続けてみようと決心する。それでも色々迷いもあった。
前に入会していた結社を古臭い倣いを嫌い辞めたが、やはりそんな事が
無いわけでない。古い教育の中で育ち、軍国主義の統制によって過ごされた
方々がこの俳句界の中心にある限りはそれは無くならないだろう。
それでも師は新しい形の結社を求め、10年も前からインターネットの俳句を
始められたのだからそれは凄い先見だと思う。
上京されるたびに気さくに声を掛けてくださる
一会員の個性を伸ばすことを指導とされる師にまだ教えてもらう事は多い。