10月 31日

2022-10-31 05:24:32 | Weblog
                         ハロウィン・万妖祭・万鬼祭



          ハロウィン、あるいはハロウィーン(英: Halloween または Hallowe'en)とは、
          毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭のこと。現代では特にアメリカ合衆国で
          民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。カボチャの中身を
          くりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの
          家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがあります (知識はネットからお借りしました)



          ハロウィーンのかぼちや笑へる駅の花舗      中山敏彦


          ハロウィンの悪魔のしつぽもげてをり       関根切子


          ハロウィーン魔女の分厚きつけまつげ       金原峰子




                  



          キャラメルの函の天使やハロウィン        星野 麥丘人


          担任に似たる南瓜やハロウィーン         山火律子


          ハローウィンの魔女へ天使へ舞ふ木の葉      中村悦子


          ハロウィンや子供は疲れ知らざりし        あさなが捷


          高階の窓に星入れハロウィーン          伊藤京子




                  



           昨日も日本全国で40,400人のコロナ感染者の発表が有りました 
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
         心がけましょう
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10月 30日

2022-10-30 07:34:00 | Weblog
                     瓢の笛・ひよんの実・いすのき・ひよんのき



          瓢の木とも呼ばれる柞(いすのき)という常緑高木にできるのが瓢の実。 実といっても、
          実体は秋に柞の葉で作られる虫瘤、アリマキの巣です。 虫が出たあとにあいた穴に口をつけて吹くと、
          ヒョウヒョウと鳴るので「ひょんの笛」と呼ばれています。
          下の写真は愛知の俳句のお友達から頂いたものです



          ふるさとの風の音なり瓢の笛          近藤文子


          ひよんの実を吹けば夕暮近くなる        井沢陽子


          どうしても鳴らぬひよんの実山の晴       利行小波


          陶土谷見下ろし吹けり瓢の笛          小柳津民子


          ほとんどは息つぐ音か瓢の笛          ころころ




                  



          心して吹けば妙なり瓢の笛           小路紫峡


          ひよんの笛鳴らす傘寿の同窓会         中山 杲


          どうしても悲しく吹けぬ瓢の笛         後藤比奈夫


          瓢の実を吹きて犬山城下かな          成瀬正俊


          ひよんの実や山の厠へ雨の跳ね         手塚美佐




                  


           昨日も日本全国で44,625人のコロナ感染者の発表が有りました 
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
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10月 29日 

2022-10-29 05:00:16 | Weblog
                    七五三・七五三(しめ)祝・帯解・千歳飴・袴著



          飴袋黒土擦つて七五三           沢木欣一


          袴著の男の子つまづく神の庭        矢野愛乃


          唇に綿菓子つけて七五三          奥山ひろ子


          神域に太鼓響けり七五三          加藤けい子


          小さき手の小さき柏手七五三        ころころ




                  



          袴著や八幡宮の氏子だち           正岡子規 


          髪置の子のあくびして撮られをり       谷口和子


          振袖の丈より長し千歳飴           石塚友二


          花嫁を見上げて七五三の子よ         大串 章


          女三代内足揃へ七五三            香西照雄




                  


           昨日も日本全国で39,278人のコロナ感染者の発表が有りました 
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
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10月 28日

2022-10-28 06:01:46 | Weblog
                  紅葉・紅葉づる・紅葉狩り・谷紅葉・夕紅葉・紅葉山



                 



          村中の池や紅葉をひた映す           細見綾子


          月残る紅葉始めの南木曽岳           栗田やすし


          一筋の道貫ける紅葉谷             矢野愛乃


          一本の紅葉明るし座禅堂            武藤光晴


          吊橋のゆれ楽しめり紅葉狩           後藤暁子




                  


                  



          いつぽんは鬼より紅し紅葉狩          鍵和田釉子


          ははきぐさ箒となりて紅葉せり         長谷川 櫂


          あけすけに酔客見ゆる紅葉茶屋         飯田蛇笏


          すさまじき真闇となりぬ紅葉谷         鷲谷七菜子


          みちのくの攫はれさうな紅葉山         奥坂まや




             


           昨日も日本全国で42,395人のコロナ感染者の発表が有りました 
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
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10月 27日

2022-10-27 06:15:47 | Weblog
                         新酒・新走り・今年酒・早稲酒



          今年収穫の新米で醸造したものを新酒と言いますが現在、一般的(商業的)には冬の醸造です。
          俳句では秋の季語になっています
          酒屋や酒蔵の軒先に吊り下がった植物の球体。あれは「杉玉(すぎだま)」と言い、その名の通り、
          杉の葉で作られています。杉玉には「酒林(さかばやし)」という呼び名もあり、毎年新しいものに付け
          替えられますが、作られたばかりの頃は杉の葉本来の緑色をしています。そのことから、酒蔵の軒先に
          緑の杉玉が吊り下がると、「新酒ができた」という目印になったというわけです。
           ( ネットの知識をお借りしました )



          走りより句碑に新酒を注ぎあふ         栗田やすし


          湯上りの顔ほてらせて今年酒          河原地英武


          今年酒髷の亭主の出羽訛            佐藤とみお


          退院の友と酌み合ふ今年酒           岸本典子


          ああ言へばかう言う新酒酌み交し        櫻井幹郎




                  



          杉玉にみどりの残る新酒蔵           佐藤信子


          とつくんのあととくとくと今年酒        鷹羽狩行


          新酒汲みとどのつまりは艶話          片山依子


          登り窯新酒を小さく祀りたり          辻田克巳


          居酒屋に新酒の友を得たりけり         正岡子規




                  



           昨日も日本全国で50,146人のコロナ感染者の発表が有りました 
         どうぞ気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
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10月 26日

2022-10-26 05:35:36 | Weblog
                     濁酒・どぶろく・中汲(なかくみ)・濁り酒



          どぶろくと濁り酒の違いはどぶろくは米、米麹、水を発酵させ、もろみをこさずに作ります
          これに対して、にごり酒はもろみを粗ごししたものです。清酒と同じぐらいのアルコール度ですが、
          清酒ほどこさないので、デンプンや糖が含まれていて甘味があります
          ( ネットから知識を拝借致しました )


          にごり酒牡丹酒とて賜はりし          細見綾子


          奉納のどぶろく鬼が運び出す          国枝隆生


          濁り酒潰しのきかぬ男かな           小長哲郎


          子育てを夫と論じて濁り酒           大田滋子


          どぶろくに唄ふ手もみのおばこ節        ころころ




                  



          ふるさとは遠きほどよし濁り酒         林 翔   


          炉に招じ小屋のどぶろく出して来る       小原菁々子


          畏しや神の振舞ふ濁り酒            松本 敦子


          どぶろくを旅の者にも祭杣           藤田湘子


          濁酒や酔うて掌をやるぼんのくぼ        石田波郷




                  


           昨日も日本全国で48,666人のコロナ感染者の発表が有りました 
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10月 25日

2022-10-25 06:41:56 | Weblog
                         鵙・鵙日和・百舌鳥



                日本全国にいる留鳥、尾を上下に振りながら鋭い声で鳴きます
                けたたましく、しょっちゅう鳴くので、百舌鳥とも言われ
                その声が澄んだ秋の大気と通ずるので「鵙日和」「鵙の晴」などと用いられます



          
          起きぬけに鵙の高音や寮泊り          栗田やすし


          噛みてみる籾の乾きや鵙の晴          都合ナルミ


          鵙猛る国盗りの城仰ぐとき           下里美恵子


          玄室の眠る千年鵙猛る             国枝隆生


          百舌鳴くや朽ちし仁王の錆楔          牧野一古




                  



          きのふ降りけふ澄み晴れし松の百舌鳥      水原秋櫻子


          いくすぢも炊煙青し雨の鵙           大野林火


          夕鵙に竹刳る音の柴屋寺            能村登四郎


          はたらいて鵙に啼かれし誕生日         秋元不死男


          生贄の場所を忘れて雨の鵙           阿波野青畝




                  


           昨日も日本全国で16,498人のコロナ感染者の発表が有りました 
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10月 24日

2022-10-24 06:19:41 | Weblog
                          式部、実紫、白式部



          実むらさき今も人住む武家屋敷         高平タミ


          みむらさき長寿坂てふ細き道          武藤光晴


          札所寺錆色きざす式部の実           垣内玲子


          祇王祇女共に眠れり実むらさき         牧野一古


          ひとり来し禅寺の庭白式部           辻 桂子




                  



          倖あれと友が掌に置く実むらさき        石田あき子


          露はしる紫式部白式部             和田祥子


          ゆづり合ふ袖摺坂や実むらさき         由木まり


          渡されし紫式部淋しき実            星野立子


          越境は一歩で足りし式部の実          堀 無沙詩




                  


           昨日も日本全国で30,816人のコロナ感染者の発表が有りました 
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10月 23日

2022-10-23 05:23:34 | Weblog
                         夜長・長き夜・夜長人



          シュレッダー唸らす書斎夜長なる     栗田やすし


          長き夜や分厚きパズル夫に買ふ      岸本典子


          一階と二階にひとりづつ夜長       齊藤眞人


          せがまれし五目並べや夜長なる      太田滋子


          薪足して山の話や長き夜         藤田岳人




                 



          指輪時計はづしてよりの夜長なる     野澤節子


          夜長し遠流の果てに東京都        櫂 未知子


          さかしまにしても夜長の砂時計      町田しげき


          ふたりとも煙草の切れし夜長かな     角川春樹


          俳論も尽きてしまへり夜長人       藤野艶子




                 


           昨日も日本全国で33,868人のコロナ感染者の発表が有りました 
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10月 22日

2022-10-22 05:42:41 | Weblog
                         石蕗の花・つはぶき<季=冬>



          石蕗咲いて母亡き庭を明るくす         栗田やすし


          石蕗咲いてぬくき日差しの二三日        下里美恵子


          石蕗日和窯小屋で聴くジャムセッション     矢野孝子


          将棋さす老いの溜まり場石蕗日和        上杉美保子


          石少し濡らして晴るる石蕗の雨         中山ユキ




               



          つはぶきはだんまりの花嫌ひな花        三橋鷹女


          石蕗咲くや裏口に入る母のみち         小檜山繁子


          一人来て一人去る島石蕗明り          中嶋秀子


          石蕗の花膝を掴みて跼みけり          岡本 眸


          蝶の黄を淡しと思ふ石蕗の花          五十嵐播水




              


           昨日も日本全国で31,801人のコロナ感染者の発表が有りました 
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