桃の花・桃畑・桃の村・緋桃・源平桃・花桃
花桃は、モモの中でも花が特に美しいものを選抜したものですが、
実桃と異なり、結実しても食用に適した実が成りません。
又、八重咲の品種では、結実すら有りません。
実桃の花には花粉が無いものが多いのですが、花桃では、八重咲などの一部の種類を除き、
大半の品種の花に花粉が有ります。
其の為、実桃の小規模な家庭栽培では、実桃の受粉樹に花桃を利用することが可能です。
(果樹としての経済栽培では、受粉樹にも実が成る品種を使います)
ふだん着でふだんの心桃の花 細見綾子
お湯割りを好みし師たり桃の花 栗田やすし
山際は風の袋路桃の花 梅田 葵
桃咲くや一気にふえし子の言葉 栗田せつ子
弁慶桃咲けり惟然の住みし庵 丹羽康碩
嬰の手のいつも万歳桃の花 伊藤範子
手の平の温きナースや桃の花 武藤光晴
肩車して花桃の影の中 利行小波
傷舐める母のまじなひ桃の花 山 たけし
民話聞く馬籠の宿に桃の花 伊藤登美江
咲き満ちて夕日あまねし桃畑 夏目悦江
うす紅に靄ふ山裾桃の村 山下智子
漆練る小窓明るし桃の花 尾関佳子
うたた寝のわれも杜子春桃の花 森澄雄
桃の花加へ背負籠ひと揺すり 岡本眸
人仰ぎ犬駈け過ぐる桃の花 星野立子
神棚に榊と雛の桃の花 高野素十
桃咲いて三歳の子の小弁当 林 翔
旅にして昼餉の酒や桃の花 河東碧梧桐
三月やモナリザを売る石畳 秋元不死男
いきいきと三月生る雲の奥 飯田龍太
花桃は、モモの中でも花が特に美しいものを選抜したものですが、
実桃と異なり、結実しても食用に適した実が成りません。
又、八重咲の品種では、結実すら有りません。
実桃の花には花粉が無いものが多いのですが、花桃では、八重咲などの一部の種類を除き、
大半の品種の花に花粉が有ります。
其の為、実桃の小規模な家庭栽培では、実桃の受粉樹に花桃を利用することが可能です。
(果樹としての経済栽培では、受粉樹にも実が成る品種を使います)
ふだん着でふだんの心桃の花 細見綾子
お湯割りを好みし師たり桃の花 栗田やすし
山際は風の袋路桃の花 梅田 葵
桃咲くや一気にふえし子の言葉 栗田せつ子
弁慶桃咲けり惟然の住みし庵 丹羽康碩
嬰の手のいつも万歳桃の花 伊藤範子
手の平の温きナースや桃の花 武藤光晴
肩車して花桃の影の中 利行小波
傷舐める母のまじなひ桃の花 山 たけし
民話聞く馬籠の宿に桃の花 伊藤登美江
咲き満ちて夕日あまねし桃畑 夏目悦江
うす紅に靄ふ山裾桃の村 山下智子
漆練る小窓明るし桃の花 尾関佳子
うたた寝のわれも杜子春桃の花 森澄雄
桃の花加へ背負籠ひと揺すり 岡本眸
人仰ぎ犬駈け過ぐる桃の花 星野立子
神棚に榊と雛の桃の花 高野素十
桃咲いて三歳の子の小弁当 林 翔
旅にして昼餉の酒や桃の花 河東碧梧桐
三月やモナリザを売る石畳 秋元不死男
いきいきと三月生る雲の奥 飯田龍太