幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

心が動くとき

2024年07月11日 16時37分11秒 | 日記・エッセイ・コラム
先日、杉戸高校吹奏楽部と開智未来高校吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。どちらの学校の演奏会も素敵な演奏で、吹奏楽が大好きな私にとっては、とても素敵な休日の1日になりました。



私が音楽を好きになったのは、中学1年生のときでした。
それまでリコーダーすらまともに吹けなかった私ですが、中1の時の音楽の担当の先生(近藤先生)との出会いが、私を大きく変えました。
近藤先生がピアノを弾く姿、それが当時の私にはとてもかっこよく見えたものでした。(近藤先生は男性の先生です)それからというもの、その姿にあこがれ、「自分もあんなふうにピアノを弾きたい」などと思うようになり、音楽がとても好きになっていきました。
いま思えば、その時の近藤先生との出会いがその後の人生を大きく変えたわけで、私自身、その時に自分の心が”動く”のを肌で感じたのを覚えています。

あれから40年近く、今もこうして吹奏楽部の定期演奏会と聞けば、どこからともなく現れるくらい音楽が好きで、家にいるときはもっぱらYouTubeで音楽を聴いている、そんな日々を過ごしています。

音楽には人の心を動かす力があると思います。
今回の定期演奏会も、きっと多くの人の心を動かしたのではないかなと思います。
杉戸高校と開智未来高校で、曲目も演出もお笑い?もそれぞれに違いはありますが、見ている人・聴いている人を楽しませ、そのために一生懸命に演奏する、その姿は共通したものがあったように思います。

人は一生懸命なものに心を動かされるのだと思います。
音楽を通して人の心を動かす人もいれば、スポーツで心を動かす、そんな人もいると思います。
何で人の心を動かすかはその人によって違っていいと思います。
ただ一生懸命に取り組むことで誰かの心を動かし、努力したことで仲間ができ、いつまでも忘れられない思い出ができる、それもまた確かなのではないかなと思います。

受験生の皆さんは、これから受験勉強に本格的に取り組む時期になります。
音楽やスポーツで人の心を動かす、これもとても尊いことだと思いますが、私は”学び”でも人の心を動かすことができると思います。

目標に向かって一生懸命に取り組む姿、それは音楽やスポーツのそれと同じだと思います。ただジャンルが違うだけで、「目標に向かって一生懸命」ということでいえば、全く同じものだろうと思います。
一生懸命に頑張るから、応援してくれる人が生まれ、
一生懸命に頑張るから仲間ができる。
一生懸命に頑張るから思い出にもなり、
一生懸命に頑張ったからこそ、あとで振り返りたくなるものになる。
一生懸命はそういう意味でとても尊いものだと思います。

中学3年生の皆さんは、これからほぼすべての皆さんが高校受験を経験することになると思います。
受験が”逃れられないもの”であるならば、一生懸命に頑張って自分も含めた誰かの人の心を動かす、そんな考え方もあってもいいのではないかなと思います。

受験勉強を通して身に付けられるもの、それはまずは学力でしょう。でも決してそれだけではないと思います。
「よく頑張ったね」と言ってもらえるように頑張ること、それがその人の運命をも変えていくのではないかなと思います。
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潤徳女子高校 塾対象説明会レポート

2024年06月30日 19時38分14秒 | 受験・学校
先日、北千住にある潤徳女子高校の塾対象説明会に行ってきました。

潤徳女子高校の一番のポイントをあげるとしたら、私はその進路に向けた取り組みをあげると思います。

潤徳女子高校の大学進学率は80%。近隣の同じ偏差値帯の高校が50%ぐらいですので、その高さは一目瞭然です。
潤徳女子高校に入学してくる生徒さんたちは、高校入学の段階ではまだあまり大学進学について強い意識があるわけてはないそうですが、
担任の先生や校長先生との面談を通して、大学に進学することの意味を考えていくようになるといいます。
その時のキーワードが、「2年後や4年後ではなく、20年後、30年後を見据える」というものだそうです。

↑創立100周年に合わせ、外観を中心にリノベーション工事を実施

これは私も塾で生徒さんの進路選択の時に感じたことがありますが、人はどうしても"いま見える範囲"でものを見ようとしてしまいます。最近は特にその傾向が顕著で、いわゆる"夢を見る"という力が弱くなってきているように思います。

そんな中ではありますが、高校生活の中で行われる様々な活動全てが、進路選び、強いては大学入試へと結びつくように組み立て、大学進学を意識してもらうようにしているものことでした。

もちろん、熟考に熟考を重ねて大学以外の進路を取る人もいるようですが、同じ偏差値帯の他の高校に比べると、大学進学率が高いのは、こういった学校の姿勢が大きく関わっているように思います。

↑今回のレポートでは文字数の関係で触れていませんが、潤徳女子校には美術コースもあり4年連続で東京藝術大学へ合格者を出しています。

以前、木村校長先生とお話をしたときに「自信のない子が多い」という話を聞いたことがあります。
高校受験という中においては、なかなか思うような結果が出せずに、自信をあまり持てないまま入学してくる子も多いそうです。そんな子たちを勇気づけ、ガイドとして一緒に大学受験という1つのゴールへと歩んでいく、潤徳女子高校のこの姿勢は、私は大いに共感できるところがあります。

当塾から進学した生徒さんも、高校受験のときには、なかなか良い結果は出せず、あまり自信が持てていない様子でしたが、潤徳女子高に入学し、先生方の指導もあって学年でも上位を取れるようになったそうです。その頑張りを報告しに来てくれたときのあの笑顔は、今でも私の中で忘れられない思い出になっています。



とは言っても、大学受験への道のり決して楽ではありません。総合型や推薦型の入試を目指して行く上では、3年間の高校生活の中で、様々な経験を積んでいく必要があります。
その必要な経験の習得を、「進路ポイント」として貯めていくという方法をとることで、貯める楽しさを経験しながらキャリアのアップを目指す方法は、女子高ならではの工夫だなあと思いました。

入学してきた生徒さん達の特性を捉え、それを踏まえつつ大きな希望の実現に向けて取り組む学校、それが潤徳女子高校なのかなと思います。

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國學院栃木高校の説明会 レポート

2024年06月27日 23時53分55秒 | 受験・学校
先日、國學院栃木高校の学校説明会に行ってきました。

今年の説明会では、今年度から新しく始めたことについての説明がありました。
・45分7限授業に変更し、放課後の時間の充実をはかる
・放課後の充実を図る一環として教育センターを活用した駅前ゼミを開講
・女子野球部の創設
などが今年度から新たに取り組んだことだということでした。
駅前ゼミでは、学習計画や将来計画に合わせて自由に選択できるため、普段教わっていない先生や他学年の生徒との交流もあり、普段の授業とはまた違った雰囲気があるとのことでした。
また、"学内完結型の学習支援"の一環としての側面もあるそうです。遅い時間帯は、19:30開講となっており、部活が終わってからの参加も可能とのことでした。

今までと少し変わったところとしては、國學院大學との連携についてです。これまでも付属校として國學院大學への優先入学がありましたが、今後は國學院大學との関係をより強めていくとのお話もありました。
國學院大學への優先入試は、これまで國學院栃木高校の特定のコースから志望ができませんでしたが、今後はどのコースからでも志望ができるようになるとのことです。

國學院大學が文系の大学ということもあり、とかく理系に弱いと思われがちだそうですが、東京理科大などをはじめとして理系にもたくさんの指定校枠があるため、指定校推薦なども活用しながら理系にも進学のサポートができるとのことでした。

特徴的だなと思ったのは、「大学入学前教育」を実施しているとのことです。これは國學院大學へ優先入学などで合格した皆さんに対して行っているものだそうです。國學院大學では入学前に試験があるそうで、そこに向けての対策授業を行っているとのことでした。

大学入試というと、最近は入試への安心感があるせいか、一時ほどではないものの、付属校人気も続いているように思います。國學院大學との連携を強める國學院栃木高校。そういった面で注目をしてみるのもよいのではないかなと思います。

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夏を制するものは受験を制するけれど、その前に!

2024年06月27日 13時03分00秒 | 日記・エッセイ・コラム
夏の足音が聞こえてくるこの時期、私にはとても気になってくることがあります。
それは「受験生が受験生になれるかどうか」ということです。
よく「夏を制するものは受験を制す」といいますが、夏を目の前にしたこの時期、受験生が受験生になれているかどうかは、今後の受験を考える上でとても重要なポイントだからです

今年の生徒さんを見ていると、4月の段階では、まだ「受験生」という雰囲気ではなかったかなと思います。
ただ最近、全員とは言えませんし全てがとは言えませんが、それでもだんだんと受験生らしくなってきた、そのように思うこともあります。

新年度が始まってからの2か月間、みなさんには受験生としての意識を持ってほしい、そんな考えから、いろんなことをさせていただきました。

授業の中で受験についてのお話をしたり、各学校の説明会や進学相談会に参加を促したりと、
とにかく皆さんには"体験・体感"をして欲しい、そのように思っていました。

人は自分が経験したことのないこと、イメージができないものに対して鈍感です。
そんな見たこともない、聞いたこともないことに、どんどん挑んでいく人たちがいる反面、
経験がないからこそ故に、その重大さに気づかずに動けない人もまたいるのも事実だと思います。

実際に今年度に限らず、これまでのの皆さんを見ていて、
「何か変わったかな」と思うのは、大体は学校説明会や進学相談会のあとでした。
保護者の皆様や私たちの言葉が無力と言うわけではありませんが、やはり体験に勝るものはないように思います。


↑4月29日 東部私学の集い


頭では分かっていたとしても、あえて、
高校の先生と話してみる、
志望校のたくさんの人が並んでいる、
今の自分の成績で届きそうかを知る
これらの体験は大切なんだなと思います。

個別相談はやろうと思えばバーチャルでできなくはないと思います。
説明会もYouTubeにあげておけばそれで済むかもしれません。
もちろんそれで事足りる人もいるかもしれませんが、最後は人と人というアナログな関係が子どもたちを動かすのだと思います。

さて、上半期最後にして最大のイベント「彩の国進学フェア」が近づいてきました。
これには当塾の生徒さんも、ほぼ全員が参加するようです。
塾生の皆さん、
受験にかける人たちの熱気を感じてこい!

↑6月23日 入試ファースト浦和

写真提供:中島 洋己様
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この熱量を感じろ!

2024年06月04日 10時26分19秒 | 日記・エッセイ・コラム
去る6月1日と2日に、草加市のアコスホールで「埼玉東部進学フェア」が行われました。
今回、初めて合同相談会や個別相談に参加した、そんな生徒・保護者の皆様もいらっしゃるのではないかなと思います。
初めて参加された皆さんは、どんな感想を持たれましたか?





参加された当塾の生徒・保護者の皆様の何人かに感想を伺ったところ、
「高校といっても、学校によってぜんぜん違う」
「会場にたくさんの人がいて、先生方も熱心で、熱量を感じた
そんな感想を聞くことができました。

私は皆さんに、
「できるだけ早く相談会に参加してほしい」
とお話をしています。それは志望校を探すためという理由もありますが、もう一つは、
進路にかけるいろいろな人の熱量を感じてほしい
という思いからです。





受験に関しては、ほとんどの生徒さんが初めてのはずです。
頭では分かっていても、その現場の雰囲気などは、経験をしてみないとわからないこともたくさんあるように思います。
合同相談会に参加してもらうことで、受験が初めての皆さんにも現場の雰囲気を知ってもらうことができる、私はそのように思っています。

会場に入ったときに感じる圧倒されるような雰囲気は、やはり実際に経験してみないと分かりにくいと思います。
「こんなに人がいるんだ」
というところから始まる"受験生としての自覚"
これが皆さんを変えていくように思います。

  • 同じ学校を考えている人たちの雰囲気
  • 志望校で並んでいる人の列の長さ
  • 高校の先生方からの熱心な説明
  • 学校ごとに違う学習内容
  • 今まで知らなかった高校との出会い
  • 自分が外の世界でどこまで通用するのか

合同相談会には、普段の中学校生活では経験のできない"何か"がある、私はそのように思っています。





受験はただ机に向かって学習すれば良いというものではないと思います。
こうした外の世界との接点を持つ中で、自分が何者であるかを自覚し、行動し始めるきっかけにもなるのではないかなと思います。

合同相談会には様々な熱量が溢れています。
その熱に触れることで、皆さんの心にも変化が起こってくるのではないかなと思います。

狭い世界の中で満足するのではなく、広い世界に出て視野を広げ、様々な熱量に触れて、自分を変えていく機会にする。
それこそが合同相談会の本当に用の活用法の1つなのではないかなと思います



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