幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

今日いち-2024年8月17日

2024年08月17日 14時54分21秒 | 今日の1枚
🌻残暑お見舞い申し上げます
台風が過ぎ去り、また暑い日が戻ってきました。
まだしばらくは暑い日が続きそうです。暑さ対策を十分にして、残りの夏休みも元気に過ごしていただければと思います😊

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私の挑戦

2024年08月04日 23時16分57秒 | 日記・エッセイ・コラム
「世界はいま見えている世界だけじゃない。もっと新しい世界を知ることが大切だ」
「チャレンジを忘れちゃいけない。未知なるものにもチャレンジしていこう!」
これらは日ごろ、私が生徒さん向けてかけている言葉の一端です。
「チャレンジだ、新しい世界を見つけに行け」と生徒さんたちに日ごろから言っている私ですが、そんな私に新しいことにチャレンジするチャンスが回ってきました。



今回初めて私が挑戦したもの、それは潤徳女子高校の職員研修で講師を務めるというものでした。職業柄、人の前で話すことには慣れていますが、それはあくまで生徒さんたちに授業をするということに関してのみです。
自塾でも「高校入試ガイダンス」を生徒・保護者様対象に年に数回行っていますが、見慣れた生徒さんや知っている保護者の皆さんが対象でも、授業とは全く別物なので、毎回、緊張とともにいい意味での学びがたくさんあります。
もともと新しいことが自分のところに回ってくることをチャンスだと思うタイプの人間なので、今回も二つ返事でお引き受けさせていただきました。

さてお引き受けしたはいいものの、ここからが悩みの始まりでした。
高校入試に関するデータならば、私よりももっと詳しい方がたくさんいらっしいます。そういった方と同じ視点でお話をしても勝てないよな、そんなふうに思いました。
他の方々とは違う視点は何かないかなと思っているときにふと思ったのが、
「私には生徒がいる」
ということでした。

数字やデータはもちろん大切なものだと思いますが、私の目の前には、その数字やデータを生み出す生徒さんがいる。しかもその生徒さんたちが、数値やデータを生み出す前の状況を知っている。
数値やデータが結果だとするならば、その結果がでるまでの過程、つまりどううやって生徒さんたちが進路を決めていくのか、それを知っている。
進路を決めるまでの悩みや苦しみ、不安や希望、葛藤そして決断、それらを知っている、これが私の強みだと思いました。

もちろん生徒さんの悩みや不安を一番知っているのは、生徒さん自身でありご家族であると思います。ただ、進路を一緒に探していく中で、その一端ではありますが、生徒さんたちのいろんな感情に触れることがあります。
数値やデータはその感情が生み出すものであるとするならば、それを生み出す生徒さんたちの感情、それにスポットを当ててお話をしていこう、そんなふうに思いました。

今回の講演は高校の先生方ですから、やはり大学受験に向けて、生徒さんたちの悩みや不安を知っていらっしゃるのではないかなと思います。高校受験の志望校決定の時も、それと同じように様々な葛藤がある、そんなことを話のメインに据えていこう、そんなふうに思いました。

さて、そんなふうに思って迎えた当日…
結果はどうだったのかは、聴いて下さった方の判断にゆだねたいと思いますが、本人としては悔いの残る結果となってしまいました。
やはり緊張しました。
そのこともあり、用意したお話も十分にできなかったように思います。
まだまだだなあと、反省しております。

↑緊張しているのが自分でも分かります(笑)

ただ、もしこれから同じようなチャンスに恵まれたら、
数値やデータの分析とはまたちがう、目の前にいる生徒さんの感情や行動をもとにしたお話をしていきたいなあと思っています。
高校受験に不安を持っている生徒さんや保護者の皆さんが、高校の先生方と接することで不安がいくらかでもやわらいでいく、そしてこれまでよりも、より集中して勉強や進路選びに取り組めるようになる。
私の見てきたことが、そんな場面において間接的にでもお役に立てることがあれば、そんなふうに思っています。

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負けるが勝ち

2024年07月21日 17時25分02秒 | 日記・エッセイ・コラム
来週から夏期講習が始まる当塾では、先日、3年生に夏期講習の教材の配布を行いました。
配布した教材は2種類。
1つは1・2年のまとめも含めた基礎から標準の総復習の教材。
もう1つは入試問題をベースに作られた問題集です。
この2種類から、各自の志望や学習スタイルに合わせて選んでもらう形にしています。

ここでよく言われるのが「この時期から入試問題って早くない?」という言葉です。
「いま入試問題なんてやって、難しすぎてできなくて、自信を失ったら…」そんな心配を口にする方もいらっしゃいます。
でもここで私が意図しているのは、敢えて「負ける」「自信を失う」ということを経験させることです。

これまでの定期テストと入試は違うものだという意識を持たせること。
これまでの学習はまだまだ表面的で、深い学習にはなっていないこと。
難しい問題へのチャレンジで、思考の柔軟性を身に付けてもらうこと。
これを経験してほしい。
それもまた意図して、敢えて入試問題に取り組ませています。



この学習方法は、こういった意図を持っているため、全員に対してできるわけではありません。
こういう経験をすることで伸びる可能性のある人、レジリエンスの力を潜在的に持っている人、そういう皆さんに対しては敢えて入試問題にチャレンジをしてもらいます。
基礎基本をしっかりと丁寧に積み上げたほうが効果が得られる、そういう人には、そういった教材を用いて学習を進めていきます。
当塾は個別指導の塾なので、こういった意図に応じた学習内容の選択ができるのが強みでもあります。

私は「自信を失うのならば、早いほうがいい」そんなふうに思っています。
「自信がない」といってチャレンジをしなければ、自信を失うこともありません。でも反面、得られるもの少ないと思います。
自信がなくとも果敢にチャレンジしていけば、失敗したりして自信を失うかもしれません。
でもこと学習に関しては、いま自信を失ったとしてもまだ再起できる時間があります。
これを自信がないからと先送りし、入試の直前になって初めて入試問題にチャレンジして、そのとき上手くできなかったら…
そこから再起をかけるほうが、よほど大変なのではないかなと思います。

今ならば入試問題にチャレンジしても、できないのが当たり前です。
それにまだ時間もあります。
「そういう余裕が今ならあるんだよ」と生徒さんに話すと、入試問題にチャレンジしてみようとチャレンジせてくれる生徒さんも現れてきます。
ゴールを知り、自らの学習の足りない部分を知り、それに向けて歩み始めていく。それが今だからこそ余裕をもってできる、そのこと気づいてくれる生徒さんたちが、この夏も動き出してくれたように思います。

「負けるが勝ち」という言葉があります。
いま入試問題にチャレンジすることは、もしかしたら、できないという「負け」を経験することになるのかもしれません。
ただこの負けは、ただの負けではありません。
ここで負けたことで何かに気づき、入試に向けて何かに取り組み始めれば、最後には「勝ち」へと駒を進めることができます。

今の段階で大切なことは「負けないこと」ではありません。
負けてもいいから今の段階での本当の自分の実力を知り、
最後に「勝つ」ための準備をすることが、本当に必要なことなんだろうと思います。
そのためには敢えて「負ける」という経験をすること、それもまた必要なことではないかなと思います。

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ただし、必要な経験を経たら、本当の意味でしっかりと勝てるように、塾はもちろんそのあとは全力でサポートしていきます。
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心が動くとき

2024年07月11日 16時37分11秒 | 日記・エッセイ・コラム
先日、杉戸高校吹奏楽部と開智未来高校吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。どちらの学校の演奏会も素敵な演奏で、吹奏楽が大好きな私にとっては、とても素敵な休日の1日になりました。



私が音楽を好きになったのは、中学1年生のときでした。
それまでリコーダーすらまともに吹けなかった私ですが、中1の時の音楽の担当の先生(近藤先生)との出会いが、私を大きく変えました。
近藤先生がピアノを弾く姿、それが当時の私にはとてもかっこよく見えたものでした。(近藤先生は男性の先生です)それからというもの、その姿にあこがれ、「自分もあんなふうにピアノを弾きたい」などと思うようになり、音楽がとても好きになっていきました。
いま思えば、その時の近藤先生との出会いがその後の人生を大きく変えたわけで、私自身、その時に自分の心が”動く”のを肌で感じたのを覚えています。

あれから40年近く、今もこうして吹奏楽部の定期演奏会と聞けば、どこからともなく現れるくらい音楽が好きで、家にいるときはもっぱらYouTubeで音楽を聴いている、そんな日々を過ごしています。

音楽には人の心を動かす力があると思います。
今回の定期演奏会も、きっと多くの人の心を動かしたのではないかなと思います。
杉戸高校と開智未来高校で、曲目も演出もお笑い?もそれぞれに違いはありますが、見ている人・聴いている人を楽しませ、そのために一生懸命に演奏する、その姿は共通したものがあったように思います。

人は一生懸命なものに心を動かされるのだと思います。
音楽を通して人の心を動かす人もいれば、スポーツで心を動かす、そんな人もいると思います。
何で人の心を動かすかはその人によって違っていいと思います。
ただ一生懸命に取り組むことで誰かの心を動かし、努力したことで仲間ができ、いつまでも忘れられない思い出ができる、それもまた確かなのではないかなと思います。

受験生の皆さんは、これから受験勉強に本格的に取り組む時期になります。
音楽やスポーツで人の心を動かす、これもとても尊いことだと思いますが、私は”学び”でも人の心を動かすことができると思います。

目標に向かって一生懸命に取り組む姿、それは音楽やスポーツのそれと同じだと思います。ただジャンルが違うだけで、「目標に向かって一生懸命」ということでいえば、全く同じものだろうと思います。
一生懸命に頑張るから、応援してくれる人が生まれ、
一生懸命に頑張るから仲間ができる。
一生懸命に頑張るから思い出にもなり、
一生懸命に頑張ったからこそ、あとで振り返りたくなるものになる。
一生懸命はそういう意味でとても尊いものだと思います。

中学3年生の皆さんは、これからほぼすべての皆さんが高校受験を経験することになると思います。
受験が”逃れられないもの”であるならば、一生懸命に頑張って自分も含めた誰かの人の心を動かす、そんな考え方もあってもいいのではないかなと思います。

受験勉強を通して身に付けられるもの、それはまずは学力でしょう。でも決してそれだけではないと思います。
「よく頑張ったね」と言ってもらえるように頑張ること、それがその人の運命をも変えていくのではないかなと思います。
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潤徳女子高校 塾対象説明会レポート

2024年06月30日 19時38分14秒 | 受験・学校
先日、北千住にある潤徳女子高校の塾対象説明会に行ってきました。

潤徳女子高校の一番のポイントをあげるとしたら、私はその進路に向けた取り組みをあげると思います。

潤徳女子高校の大学進学率は80%。近隣の同じ偏差値帯の高校が50%ぐらいですので、その高さは一目瞭然です。
潤徳女子高校に入学してくる生徒さんたちは、高校入学の段階ではまだあまり大学進学について強い意識があるわけてはないそうですが、
担任の先生や校長先生との面談を通して、大学に進学することの意味を考えていくようになるといいます。
その時のキーワードが、「2年後や4年後ではなく、20年後、30年後を見据える」というものだそうです。

↑創立100周年に合わせ、外観を中心にリノベーション工事を実施

これは私も塾で生徒さんの進路選択の時に感じたことがありますが、人はどうしても"いま見える範囲"でものを見ようとしてしまいます。最近は特にその傾向が顕著で、いわゆる"夢を見る"という力が弱くなってきているように思います。

そんな中ではありますが、高校生活の中で行われる様々な活動全てが、進路選び、強いては大学入試へと結びつくように組み立て、大学進学を意識してもらうようにしているものことでした。

もちろん、熟考に熟考を重ねて大学以外の進路を取る人もいるようですが、同じ偏差値帯の他の高校に比べると、大学進学率が高いのは、こういった学校の姿勢が大きく関わっているように思います。

↑今回のレポートでは文字数の関係で触れていませんが、潤徳女子校には美術コースもあり4年連続で東京藝術大学へ合格者を出しています。

以前、木村校長先生とお話をしたときに「自信のない子が多い」という話を聞いたことがあります。
高校受験という中においては、なかなか思うような結果が出せずに、自信をあまり持てないまま入学してくる子も多いそうです。そんな子たちを勇気づけ、ガイドとして一緒に大学受験という1つのゴールへと歩んでいく、潤徳女子高校のこの姿勢は、私は大いに共感できるところがあります。

当塾から進学した生徒さんも、高校受験のときには、なかなか良い結果は出せず、あまり自信が持てていない様子でしたが、潤徳女子高に入学し、先生方の指導もあって学年でも上位を取れるようになったそうです。その頑張りを報告しに来てくれたときのあの笑顔は、今でも私の中で忘れられない思い出になっています。



とは言っても、大学受験への道のり決して楽ではありません。総合型や推薦型の入試を目指して行く上では、3年間の高校生活の中で、様々な経験を積んでいく必要があります。
その必要な経験の習得を、「進路ポイント」として貯めていくという方法をとることで、貯める楽しさを経験しながらキャリアのアップを目指す方法は、女子高ならではの工夫だなあと思いました。

入学してきた生徒さん達の特性を捉え、それを踏まえつつ大きな希望の実現に向けて取り組む学校、それが潤徳女子高校なのかなと思います。

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