1か月と半に及ぶ夏期講習が終わり、2学期が始まって2週間近くがたちました。夏期講習の時ときは朝から夜までずっと授業でしたが、新学期に入ってからは通常通りの夜だけに戻り、私も少し時間が取れるようになりました。
そんなときにふと思うのが、
「今年の夏期講習で生徒の皆さんに伝えたかったことを伝えられたか」
ということです。
夏期講習は受験に向けて学力を増進するための期間です。
それはもちろんその通りなのですが、私としては学力とともに、この夏に鍛えてほしかったもの、伸ばしたほしかったものがありました。
それがどんなんのかと言われれば人によって異なるので一概には言えませんが、共通して言えるのは「視野を広く持つこと」と「継続力」の2つかなと思います。
今の中学生世代は、スマホネイティブ世代です。
情報は画面をタップさえすれば、いとも簡単に手に入る時代です。
ただそこで得た情報は、いわばVRのようなものであって、本当のところはそこへ行ってみないと分かりません。
ただ、そこにいかなくても情報が手に入ってしまうので、実際を確かめずに「よし」としてしまい、しっかりと選ばないまま進路を決めてしまう人もいます。
そして、そういった情報も簡単に手に入ることから、継続をして何かやることが苦手な人が多いように思います。
「待てない子が増えた」そんな言い方が正しいのかもしれません。
現在の便利な社会では、すぐに返事が返ってくることが当たり前になってしまっているので、時間がかかることやタイムラグがあるものに弱くなった、そんなふうに感じます。
勉強についても同じで、「結果はすぐに出るもの」そんなふうに考えてしまっている子も多くなったように思います。
そんな皆さんに「実際に見ることの大切さ」や「継続性を持つことの大切さ」を知ってもらうために、この夏、2つの大きなイベントを企画しました。
1つ目が「高校見学会」、2つ目が「通い合宿・サマスペ」です。
実はどちらも毎年行っている恒例行事ではあるのですが、やっていることは同じでも、その年によって目的を変えています。だから実は、細かいところが変わっていたりもします。
今年は2つの恒例行事を、その2つを目的として実施をさせていただきました。
さてその成果はどうだったのでしょうか?
夏期講習の終わりや、2学期に入った直後にはあまり感じていなかったこの2つへの取り組みの成果ですが、
ここ数日だんだんと生徒の皆さんの様子が変わってきたように思ってます。
どんな心境の変化があったのか、どんなことがきっかけだったのかは分かりませんし、塾でやったことが主たる理由であるかどうかも分かりませんが、
幸彩学習塾の22期生たちは、少しずつ動き始めているようにも感じます。
でも本当に大変なのは、これからかなとも思います。
いろんな学校を知るということ、学びには成果が出るまでにタイムラグがあるということ、
きっと頭では分かっていても、感情が追い付いていかない可能性もあります。
そんなときに塾としてできることは限られてしまいますが、
そばにいって話を聞いてあげる、つらさを分かち合う、そんなであれば私にもできるかなと思っています。
これから受験に向かう皆さんの、時には先頭に、時には後ろから背中を押す、そんなことを生徒の皆さんにできたら、そんなふうに思います。
高校見学会の時の様子はこちら↓
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