幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

底力を見せてみろ!

2019年10月23日 16時03分09秒 | 日記・エッセイ・コラム
先日、英検の一次試験の結果が発表されました。
残念ながら全員合格とはいきませんでしたが、前回に比べると、合格率が大幅にアップしていました。
特に、中3の皆さんにとっては、かなりな予習になるはずの準2級でその傾向が顕著で、皆さんの頑張りがうかがい知れた瞬間でした。

同時に今、中間テストの結果も返却されてきています。
こちらも全員というわけではありませんが、2・3年生の中には自己ベストを更新したという生徒さんが多くいます。
特に3年生は受験を控えていることもあったのか、今までよりも1教科で20点アップという人も何人かいます。

こうやって良い結果を出してくれた皆さんですが、ほんの半年前までは、「今の自分が限界です」と言っていました。
「自分は十分にやっている」「できることはやっている」
そんなふうに言っていた皆さんも多くいました。
でも、英検にしても中間の結果にしても、今までより良い結果を出せたのは、実はまだまだ自分に余力があったからだと思います。

人は今の自分ができることが限界だと思って生きています。
もちろん、本当に限界いっぱいまで頑張っている人もいると思います。
でも、見直してみると、実はまだまだ余力があるという人も、本当はいるのではないかなと思います。
今回は、もちろん今までの努力が積み重なってきた結果とも言えますが、
皆さんの中のどこかで危機感が芽生え、
それが自分のやることを後押しし、今までの自分を越えることができた結果ともいえると思います。

自分の中だけの世界を外に広げることで、他の人がやっていることが見えます。
他の人がやっていることに流される必要はありませんが、自分にはないものを知ることができます。
自分は精一杯やっていると思っていたけれど、「もっと上がいた、自分も頑張らなきゃ」と思える、そんなこともあるかもしれません。
そうやって、自分の限界を越えていった人が多くいたのが、今回の結果の特徴ともいえるのではないかなと思います。

こうやって考えると、3年生の皆さんの力は、まだまだこんなもんじゃない、そんな気もしてきます。
皆さんの底力は、実はまだまだあるのではないか、そうも思えてきます。
そうやって考えれば、まだまだ皆さんは伸びていく余地がある、私にはそう思えます。

今までの塾の指導の中で、皆さんにそれを気づいてもらえる機会、それがもしかししたら少なかった、そういうこともあるかもしれません。
だからこそ、皆さんが持っている底力、それを発揮してもらえるようにする、これがこれからの塾の在り方になってくると思います。
底にあるものを引っ張り上げるわけですから、皆さんにも苦労が伴います。
その苦労を生徒さんと分かち合いながら、皆さんの力を伸ばしていきたいと思います。