゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

夏バテを無視しないで「當瀬規嗣解説」

2007-08-02 16:00:00 | 健康・病気

暑い日が続くと、昼はたくさん汗をかき、夜は寝苦しくて寝不足に                             なりがちです。熱い食べ物や味の濃い食べ物を敬遠し、食欲も落                             ちてきます。こうして体力を失うと、体がだるく感じ、不調となりま                            す。いわゆる「夏バテ」です。体のだるさを、全身倦怠感ともいい                              ます。でも、そのしくみはまだよくわかっていません。これまでの                             学説で説明すると、全身の倦怠感や疲労感は、肉体の動きとそ                             れを感じ取る感覚のずれによると考えられています。つまり、自分                             が期待したほど実際には体が動かないという矛盾を脳が感じ取り                            倦怠感を作り出すというわけです。また、筋肉や臓器などが疲労                             すると、疲労物質が体内に蓄積し、これが脳に全身の倦怠感を感                            じさせるという説もあります。では、疲労物質を体内から除去でき                             れば問題が解決すると、とかく考えかせちですが、それは正しい                             考えとはいえないようです。なぜなら、全身の倦怠感は、実際に疲                            労してしまった肉体が脳に伝えた警告といえるからなのです。全身                           の倦怠感を感じれば、体を動かす意欲がそがれ、おとなしくなるわ                            けですが、このことにより疲労してしまった肉体を保護する効果が                            期待できます。つまり、全身の倦怠感を感じたら根性など出さず、                            素直に休養をとるべきなのです。夏バテの解消法は、まずは休息と                           睡眠。そして食べられるものから食べ始めて栄養補給を心がけるこ                            とです。全身の倦怠感や食欲不振などで「夏バテかな」と感じたら、                           体をいたわりましょう。(とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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