゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

こどものほん「柴村紀代・児童文学者推薦」

2007-08-31 20:00:00 | 本と雑誌

「幼児向き」

おかあさんになったノラ おかあさんになったノラ
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2007-06

先日、我が家の庭で子ネコがうずくまっていた。看病のかいもなく                             二日後に亡くなった。ノラの宿命といえどもかわいそうだった。この                            絵本もノラネコがお母さんになり、子ネコを危険から守りつつ育てる。                           画家の本田哲也さんは十勝に住んで野生動物の絵本を多く描いて                           いる。動物を慈しむ温かい目が、この絵本にもあふれていた。むく                            むくとした元気な子ネコたちの絵を見ながら、野生の生きものたち                            への鎮魂の絵本のように感じた。

うみのポストくん うみのポストくん
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2007-06

海の中にボストがあった。頭が丸い旧型のポストである。ダイバ-た                           ちが、手紙を書いて、もぐるのが得意な郵便屋さんが取りに来るのだ                          そうだ。やがて秋になり、ダイバ-たちがいなくなり、ポストにタコの                            お母さんが卵を産む。ポストの中はにぎゃかな赤ちゃんタコの育児室                           になる。ある日、嵐がやってきて・・・。奇想天外な話が楽しい。ごろん、                         ごろんと海の中を転がるポストが目に浮かぶようだ。

「低・中学年向き」

ヘンリーくんとアバラー 改訂新版 ヘンリーくんとアバラー 改訂新版
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2007-06

ヘンリ-くんと飼い犬のアバラ-の物語が、40年ぶりの改訂版で                            再刊された。今、読み返してもやっぱり楽しい。まだ、犬を放し飼い                            にしておけたアメリカの小さな町で、アバラ-はネコを追いかけたり、                          清掃員のおじさんにほえかかったりとヘンリ-を困らせる。でも、                             最後はアバラ-のおかげで、サケを生けどりにできて、ヘンリ-くん                           鼻高々。作者のクリアリ-は、元児童図書館長だったという。あまり                            賢くないアバラ-と普通の男の子の組み合わせだから、今も読みつ                           がれてきています。

森のこずえちゃん
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2007-07

こずえちゃんは山あいのはらっぱの小さな家に、おばあちゃんとふた                           りで住んでいる。こずえちゃんは、森の中のシカや小鳥やかえるたち                           と友だちだ。花びらのような楽譜をなくしたヒバリと歌をうたい、けが                            をしたハエを診療所に連れて行く。虫の診療所にはときどきガのお医                          者さんが来てくれる。森に同化し、森に愛されているこずえちゅんは、                          森の赤ずきんちゃんのようだ。この本を読むと、木や風と話がしたくな                          るにちがいない。

「高学年以上」

コメント