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 ゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

リウマチ治療に有望物質

2008-02-05 16:00:00 | 健康・病気

骨分解する細胞抑制=東京医科歯科大、年内に実験へ

骨量の減少と過剰な免疫反応という関節リウマチの二つの症状を、                           同時に抑える化合物を高柳広・東京医科歯科大教授(骨免疫学)ら                           の研究チ-ムが開発した。ラットの実験で有効性を確認、1日付け                            米科学誌サイエンスに発表した。リウマチ治療薬のほか、骨がもろ                            くなる骨粗しょう症や、免疫がかかわるとされる多発性硬化症などの                          薬としても期待できるという。年内にも米国で、骨の破壊を症状の一                           つとする多発性骨腫を対象に臨床試験開始の予定だ。骨の内部で                          は、骨を作る骨芽細胞と、骨を分解する破骨細胞がバランス良く働い                          ているが、破骨細胞の働きが過剰になると骨量が減って病気につな                           がる。チ-ムは、破骨細胞が分泌する、骨を分解する酵素「カテプシ                           ンK」の働きを抑える化合物を開発。関節リウマチを発症させたラット                           に投与したところ、予想通り骨の破壊が押さえられた。ラットは同時                          に、過剰な免疫反応で起きる関節の炎症も治まり運動能力が回復。                           カテプシンKが免疫をつかさどる樹状細胞を活性化する作用を併せ                           持ち、化合物がこの働きを抑えたことが分かった。

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内臓を動かす「當瀬規嗣解説」

2008-02-05 15:00:00 | 健康・病気

筋肉収縮ゆっくりと

ご存知のように胃や腸は運動します。この運動を実感するのは、「お                           なかの虫」が鳴ったときです。聞いた経験、ありますよね。おなかが                           減ったときに、次の食事への期待感から、無意識に消化管の準備                            運動を促し、管内に空気やガスを押し出す動きをするので、音が出                            るのです。おなかの虫の音を聞いていると、かなりゆっくりとした動き                           が想像できます。決して「グッ!」と瞬間で音が出たりしません。「グ                           グ、グ-ッ」なんて感じで、結構スロ-モ-です。これは、胃や腸を                            動かす筋肉の動きがゆっくりとしているからです。このゆっくりとした                           動きをする筋肉を平滑筋と呼びます。名前の由来は、細胞に横紋                           (横縞)が見られず、ツルッとした印象を与えるからです。筋肉が収                            縮するしくみの縞がない平滑筋が収縮するのは不思議ですよね。                            実は、平滑筋も電子顕微鏡で細かく見ると、骨格筋と同じ縞の構造                           が見えます。ただし、骨格筋のように一方向にそろってなく、縦横に                           はりめぐらされています。だから、細胞全体では縞模様が見えないの                          です。骨格筋は、縞がそろっているので、筋肉が収縮する方向が一                           つですが、平滑筋はあらゆる方向に収縮し、細胞自体が驚くほど小                           さくなってしまいます。そんな劇的な収縮を見せる代表的な平滑筋は、                         子宮筋です。お産のときに赤ちゃんを入れていた子宮は収縮して、                            1日のうちに拳二つ分の大きさにまで縮んでしまうのですから。この                           強い収縮が、激しい痛みである陣痛を引き起こします。これが、女性                           にとって「産みの苦しみ」のしくみなのです。                                         (とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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