゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

ES細胞で網膜再生へ

2008-02-11 17:00:00 | 健康・病気

京大など技術開発=万能細胞に応用も                                           視細胞培養20~30%に

100_0553 網膜の奥にあって光を感じる視細胞を、胚性幹                            細胞(ES細胞)から高効率で培養する技術を、                            理化学研究所発生・再生科学総合研究センタ-                          (神戸市)や京都大のチ-ムが開発し、4日付けの米科学誌ネイチャ-             バイオテクノロジ-電子版に発表した。                                            網膜色素変性症などの患者の目に移植できれば、失われた視力                            や視野の回復につながる。京大が開発した人工多能性幹細胞(iP                            S細胞)でも応用できそうで、理研の高橋政代チ-ムリ-ダ-は                             「網膜の再生医療実現に一歩近づいた。iPS細胞でも試してみる」                            と話している。チ-ムは、人のES細胞にタウリンなど四種類の物                            質を混ぜて数段階で培養し、20~30%を視細胞に分化させるこ                             とに成功。これまで1%未満だった培養効率を大幅に引き上げた。                            また従来必要だった胎児網膜やウシ血清など、倫理性・安全性に                            問題が残る材料も不要とした。患者本人の体細胞からつくったiPS                            細胞を使えば、移植時の拒絶反応が抑えられる。理研の笹井芳樹                            グル-プディレクタ-は「今後は、ES細胞とiPS細胞を用いた研究                            を同時並行で進めたい」としている。

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自己細胞使い腰痛治療

2008-02-11 15:30:00 | 健康・病気

東海大研究へ=椎間板を再生

100_0552 東海大の持田譲治教授(整形外科)らの研究                            グル-プは4日、腰痛の原因の約半分を占める                           変形をした椎間板の再生を目指し、患者から手                           術で摘出した椎間板細胞を体外で培養して活                            性化させ、本人に戻す臨床研究を近く始めると                            発表した。                                                 放置すれば悪化する恐れが強い場所に活性化                            した細胞を注入し、病気の進行を抑えるのが目                           標。グル-プは「国内の腰痛人口は一千万人とも言われ、進行を遅                らせることができれば、医療経済的に貢献が大きい」と話す。椎間板              は、腰椎の骨と骨の間を埋めるように存在する組織で、まんじゅうに                           似た構造。あんこ部分に当たる「髄核細胞」の周囲を、厚い「線維輪                           細胞」が包んでいる。グル-プは、髄核細胞が減ると線維輪細胞を                           含む椎間板全体の変形が進むことに着目。髄核細胞には線維輪細                            胞を保持する働きがあり、体外で骨髄の「間葉系幹細胞」と呼ばれる                          未分化な細胞と一緒に培養すると、その働きを大幅に高められるこ                            とを突き止めた。臨床研究は、ヘルニアなどで椎間板を摘出して固                            定する手術が必要な二十~三十歳の患者10人を対象に4月ごろ                            開始。放置するといずれ固定手術が必要になる隣接の椎間板に、                            活性化した髄核細胞を注入し三年間経過を観察する計画だ。

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ウンチクがんちく<土と作物の話④>

2008-02-11 15:00:00 | うんちく・小ネタ

道立道南農業試験場研究部長 赤司 和隆                                         化学肥料と有機物、効き方に差

100_0549 生物それ自身、または生物から作られたものを                           「有機物」、それ以外のものを「無機物」といいま                          す。植物は無機物から有機物を生産します。                             すなわち、光合成により二酸化炭素、水、養分を                           原料に、糖をはじめ体内成分や自分の体を作り                           ます。これらの無機物の原料には植物の成長に                           不可欠な元素(必須元素)が含まれています。                            その数は少なくとも16以上と言われ、一元素でも不足すると栄養障                害が発生します。このうち炭素、酸素および水素は、土壌中の水や                           大気の二酸化炭素から供給されます。残りの元素は土壌、化学肥                            料および有機物に由来し、いずれの場合もイオン(プラスまたはマイ                           ナスの電荷をもった原子や原子団)の形で植物へ取り込まれます。                           土壌中に無機イオンとして溶けている窒素、カリウムなどが養分とし                           て根から吸収されるのです。ただ、化学肥料と有機物(有機質肥料、                          堆肥)では、無機イオンになるまでの時間が異なるため、作物への                           効き方が違います。例えば、化学肥料の硝酸カルシウムが水に溶け                          ると、窒素分の硝酸イオンが土壌に現れるので窒素の効き方が早い                          のです。一方、有機物の場合、タンパク質などが土壌微生物により                           分解され、アンモニアを経て硝酸イオンの発現に時間がかかるため、                          窒素の効き方がおだやかです。

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バイオ燃料<森林開拓でCO2排出増>

2008-02-11 11:30:00 | 国際・政治

米チ-ム発表=数10年から数100年

トウモロコシなどの穀物からバイオ燃料を作るために森林や草地を                            切り開いて畑にすると、温室効果ガスの排出量が数10年から数1                            00年にわたって増え地球温暖化を促進するとの研究結果を、米国                           の二つの研究チ-ムが八日までに米科学誌サイエンス(電子版)                             に発表した。                                                            二酸化炭素(CO)の排出削減につながるとして、世界中で温暖化                           対策の有力な柱に据えられるバイオ燃料だが、米ワシントン・ポスト                           紙によると、10人の科学者グル-プがこれらの研究結果をもとに、                           ブッシュ大統領や議会幹部に政索の見直しを求める書簡を提出し                            た。両チ-ムとも、土地の新規開拓で焼き払われる樹木や、耕され                           る土壌から長期間にわたって放出されるCO量を比較した。プリン                            ストン大のチ-ムによると、トウモロコシを原料にしたエタノ-ルの場                          合、30年間はバイオ燃料の方がガソリンより二倍近くCOを放出。                           ガソリンの排出量を上回るのは167年間も続くことが分かった。                             土地を新規開拓せずに生産したエタノ-ルを使えば20%の削減に                           なった。また、ミネソタ大などのチ-ムによると、インドネシアの泥炭                           地の森林をディ-ゼル燃料向けのアブラヤシ畑にすると423年間、                           ブラジルの熱帯雨林をディ-ゼル燃料用の大豆畑にすると319年間、                         それぞれバイオ燃料のほうが化石燃料よりも排出量が多いとの結果                           が出た。

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