゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

温かく簡単に<灯油これで節約>

2008-02-15 17:00:00 | 環境問題

厳しい寒さが続く道内。需要が高まるこの時期にも、灯油価格は高                           止まりの状態が続いている。生活部で、読者から灯油節約のアイデ                            アを募ったところ、身近にある道具を使って暖かく過ごすコッが、手紙                          や電子メ-ルなどで多数寄せられた。その一部を紹介する。

100_0578 「この1枚で全然暖かさが違うんですよ」。札幌                            市の主婦村上栄子さん(66)が、発泡スチロ-ル                           製の断熱材を見せてくれた。厚さ約2㌢の断熱                            材は2年前、夫の敏夫さん(73)がホ-ムセン                             タ-で買ってきた。居間の窓の幅に合わせて切り、                          両脇と下にスポンジを取り付けた。窓の下半分く                           らいの高さで、夜、窓枠にはめ込むだけだ。この                           断熱材のおかげで、室内の急激な冷え込みがな                           くなり、日中も灯油スト-ブの火力を小さくしたままでもよくなったと                いう。以前は窓が凍るほどだった結露もなくなった。村上さん宅では、                          電気カ-ペットの下に、断熱シ-トを敷いたり、すきま風が通るソファ                           の足元からの冷え込み対策に工夫を重ねている。栄子さんは「お金                           をかけないでも、ちょっとした手間で寒さを防げます」とアドバイスして                           いる。後志管内倶知安町の無職柳町ケイ子さん(67)は、二枚重ね                           の厚手のカ-テンを薦めている。普通の厚手カ-テンを二枚重ねて                           縫い、1枚にしたものだ。居間などのほか、冬の間だけ、すきま風が                           入る台所の引き戸にも同様のカ-テンを取り付けている。夜間の冷                           え込みが減り、日中はスト-ブを消しても室温20度前後を保ってい                           るという。週三回はなべ料理をしたり、就寝前には、バケツに塩と湯                           を入れて「足湯」をしたりと、体を外と中から温めることも心がけている。                         柳町さんは「灯油使用量は月3、4㍑くらい減っていると思う」と効果                           を話している。「小さな心がけで、これまでの無駄に気付いた」と話す                          のは、帯広で2人暮らしをする主婦(61)。灯油スト-ブの上にやか                           んや鉄瓶を載せ、台所で使う湯を沸かすようになったことで、温水ボ                           イラ-の灯油を減らした。煙突の熱を利用する古い湯沸かし器を、今                           冬から使い始めたこともあり、年間の灯油量は2006年の588㍑か                           ら07年は365㍑に減ったという。このほか、「サ-キュレ-タ-(空                           気循環装置)で上昇した暖気をかくはんする」「家族全員で一つの部                           屋で過ごす」「厚手のセ-タ-を着て、首にスカ-フを巻く」「(ホット                           飲料用の)ペットボトルに湯を入れてカイロ代わりにする」などのアイ                           デアも寄せられた。石油情報センタ-によると、道内の灯油価格(配                          達)は4日現在、前年同期より23・3円高い1㍑当たり99・6円。ア                            イデアを寄せてくれた読者からは、「小さな努力を積み重ねているが、                          価格上昇にはかなわない・・・」とのため息も聞こえてきた。

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脳神経増やす不飽和脂肪酸

2008-02-15 15:00:00 | ニュース

東北大、ラットで実験

100_0582 ドコサヘキサエン酸(DHA)やアラキドン酸(A                             RA)は「不飽和脂肪酸」と呼ばれる重要な栄養                           素。これをラットの餌に混ぜた実験で、脳の神経                           細胞が通常より増えたとの研究結果を、大隈典                           子東北大教授(神経発達学)らがまとめた。DH                            Aは、脳に良い影響を与えるとして注目されてきたが、最近はARA                への関心も高まっている。いずれも人では母乳に0・5%程度含まれ、                          国際的な食品規格づくりのための政府間組織「コ-デック委員会」は                          昨年7月の総会で、ARAを乳幼児ミルクに入れる場合はDHAと同                            量以上にするとの規格を採択した。脳にはさまざまな神経のもとにな                           る神経幹細胞があり、分裂して新たな幹細胞を複製すると同時に、                           分化した神経細胞によって、脳の発達や傷ついた神経の修復が進む。                         幹細胞は記憶に関係する海馬などにあることが分かっている。大隈                           教授らは、母ラットの餌にDHAやARAを混ぜ、母乳に分泌されたD                           HAなどを生まれて間もない子に摂取させ、四週間後に子の海馬の                           特定領域で神経細胞数を調べた。すると新しくできた細胞の数はD                            HA入りの餌では通常の餌の約1・1倍、ARA入りでは約1・3倍にな                           った。子が摂取したDHAやARAは消化管から吸収されて脳に移行。                           Fabp7というタンパク質がこれらの脂肪酸と結合して幹細胞の核に                           運び、幹細胞の分裂に影響を与えているとみられる。二つの脂肪酸                          は、細胞膜を構成する主要な脂肪酸だが、大隈教授は「幹細胞から                           神経を新生するスイッチの役割を果たす可能性がある」と話している。

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崩壊 原子レベルで

2008-02-15 14:00:00 | ニュース

エックス線使い高速撮影に成功

100_0585 物質の結晶が壊れる様子を原子レベルでとらえ                           ることに高エネルギ-加速器研究機構(茨城県                            つくば市)の足立伸一准教授らのチ-ムが成功した。これほど微小                 サイズの崩壊過程を観察できた例はほとんどないという。厚さ50マ                                    イクロ㍍という薄幕状の硫化カドミウム結晶にレ-ザ-を当て、壊れ                           るまでの百万分の一秒の間を、ほずかずつ時間をずらしてエックス線                           装置で繰り返し撮影。それを重ね合わせて“超ハイスピ-ドカメラ”映                           像をつくることで詳細に記録した。その結果、原子が格子状に規則正                          しく並んだ結晶は一気に壊れるわけではなかった。レ-サ-が当た                           った面から反対側の面にまで力が伝わって結晶の格子状の構造が                           たわみ、さらに力が反射して反対向きに進むという、高層ビルが揺れ                          るような動きを約50往復も繰り返す。その過程で格子がゆるみ、最                           終的に破壊に至ることが判明。格子にかかる力が四万気圧に相当す                          ることも分かった。こうした動きを観察するには本来、高速で続けさま                           にエックス線を当て、ストロボのような効果で動きを追う装置が必要。                          だが、そのような装置はまだ開発途上だ。そこでチ-ムは、何度でも                          同じように結晶を壊すことができるよう実験装置を調節。撮影時刻を                           数ナノ秒(ナノは十億分の一)ずつずにしては実験を数百回繰り返す                           ことで、結晶構造の動きを追うことに成功した。物が壊れる過程が原                           子レベルで解明できれば、力を吸収して壊れにくい原子配列を特定                           することにもつながる。チ-ムの一柳光平研究員は「宇宙船の外壁                            や核融合炉の内壁など、過酷な条件に耐える素材開発に生かした                           い」としている。

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