゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

発熱と汗「當瀬規嗣解説」

2008-02-22 19:00:00 | 健康・病気

皮膚の血管拡張し調節

風邪などで体温が上がることを「発熱」といいますね。発熱は病原                            体の増殖を抑える体の防御反応ですが、あまり高い体温になったり、                          発熱の期間が長くなったりすると、体力を消耗して逆に体の抵抗力                            を弱めることになります。そこで、解熱剤を使って体温を下げる治療が                          必要になります。発熱は、脳の体温調節中枢が目標にしている設定                          温度が上がるために起きます。風邪薬などに入っている解熱剤は、                           このブロスタグランジンを減らす作用があるので、服用すると設定温                           度が通常に戻ります。こうして、戻った設定温度に比べ、体温が高い                           ことになるので、体温調整中枢は体温を下げるようにと、皮膚の血管                           を広げて熱を放出するとともに、発汗をうながすのです。例えば、「風                           邪かな」と思ってかぜ薬を飲んで、一眠りするとびっしょりと汗をかい                          て、熱が冷めたという経験がある人も多いと思います。それはこういう                          しくみによるのです。ただし解熱剤は、病原体を退治したりはしませ                          ん。ですから、こうやって熱が冷めて楽になっても、病気はまだ治って                          いません。熱が冷めても安静が必要なのです。それともう一つ。「汗を                          かけば風邪が治る」と信じている人が多いようですが、解熱剤などを                           使わずに、無理に布団などかぶって汗を出しても熱は冷めません。汗                          をかくためにお酒をあおる人もいますが、言語道断です。むしろ汗をか                          くことで体力の消耗が進みますので、体にはよくありません。やはり、                          風邪は無理に暖めないで、十分な休息をとるのが一番なわけです。                          (とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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内耳細胞再生促し突発性難聴を治療

2008-02-22 17:00:00 | 健康・病気

世界初 京大で臨床試験

突然耳が聞こえなくなる「突発性難聴」の患者の耳にゼラチン状の                            薬剤を入れて内耳細胞の再生を促し、聴覚の回復を図る世界初の                           臨床試験を、京都大の伊藤寿一教授らが21日までに始めた。原因                           不明の突発性難聴に苦しむ患者は国内に約3万5千人いる。歌手                            の浜崎あゆみさんも突然左耳が聞こえなくなり注目された。ステロ                            イド剤投与で治る場合も多い。伊藤教授らは、細胞の成長を促す作                           用がある薬剤に着目。これをゼラチンに含ませ、中耳と内耳を隔て                             ている薄い膜に張り付ける。音を電気信号に変える細胞が集まる                            内耳器官「蝸牛」(かぎゅう)に、約2週間かけて薬をしみ込ませ、                            弱った細胞を再生する。臨床試験の対象はステロイド剤が効かない                          人。2月初旬、最初の患者の鼓膜を切開し、薬剤を内視鏡で耳の中                           に入れた。今後20人程度の患者に試み、うまく聴覚が回復するか                           確かめる。伊藤教授は「ステロイド剤と異なり、副作用の心配がない。                          耳鳴りや目まいなど、内耳にかかわると言われる症状にも応用でき                           そうだ」と話している。

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