゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

ひろさちやのほどほど人生論<自然の知恵>

2008-02-28 17:50:00 | 日記・エッセイ・コラム

子どもの「発芽」もまちまち

水戸黄門が持っている杖は、アカザ(藜)の杖だといわれています。                           アカザは畑や空き地に生える雑草で、秋には茎の背丈が1・5㍍か                            ら2㍍にも伸びます。その若葉は食用にもなり、戦時中は野菜の代                            用として利用されました。もっとも、あまりおいしいものではありませ                          ん。また、アカザの茎は軽いので、昔から杖として利用されてきまし                          た。また、この杖を使っていると中風にかからないという言い伝えが                           あります。ところで、アカザは一株で30万個の種をつくります。しか                            もその種の寿命は長く、30年以上もあるそうです。そしてその種は                           全部一度に発芽せず、毎年少しずつ発芽します。その理由は、いっ                           せいに発芽すれば、たとえば病気が流行したり雨が降らなかったり                           すれば全滅する危険があるからです。人間が栽培する植物は、効                            率をよくするため、いっせいに発芽するように品種改良がなされてい                           ます。だが、自然界の植物は全滅する危険を避けて、毎年少しずつ                           発芽するようになっているのです。そうすると、ある年に発芽したもの                           がやられても、別の年に発芽したものがうまく生き残ることができま                          す。それが自然の知恵なんですね。さて、現代日本の学校教育はど                           うでしょうか。子どもたちはそれぞれに才能の芽を出し、すばらしい                            花を咲かせます。けれどもそれは、いっせいではありません。発芽                            の時期はまちまちです。早い子もいれば、遅い子もいます。そんな                             こと、わかりきったことですよね。ところが、現代日本の学校教育は、                          子どもたちをまるで栽培植物のように扱い、いっせいに発芽させよう                           としています。小学三年生はこれだけ、五年生はこれだけと目標を                            設定し、みんながその目標に達しない子どもは、「落ちこぼれ」にさ                            れてしまうのです。子どもたちがかわいそうでなりません。でも、ゆっ                           くりと発芽し、ゆっくりと成長する子どもが気の毒です。なぜそのよう                           な子どもが「落ちこぼれ」にされてしまうのですか!?                                     では、どうすればよいか、わたしには名案はありません。どうすれば                             よいか、それを考えさせるためにわれわれは政治家を雇っているの                           です。それは政治家に考えさせましょう。ただ、わたしたちは個人的                           には、現今の教育制度はおかしいと思ったほうがいいですよ。とくに                           ゆっくり成長をする子どもの親たちは、わが子をあたたかい目で見て                           あげましょう。この子は、発芽も成長も遅いけれども、きっとこの子な                           りのすばらしい花を咲かせるのだ。そのように信じたいですね。それ                           と同時に、大輪の花、色鮮やかな花だけがすばらしいのではありま                           せん。小さな花、くすんだ花だってすばらしいのです。そのことを忘れ                           ないでください。(宗教評論家)

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脳脊髄液減少症の保険適用へ要望書

2008-02-28 16:00:00 | 健康・病気

厚労相「前向きに」

交通事故などをきっかけに頭痛やめまいに苦しめられる「脳脊髄液                            減少症」の患者団体が27日、治療に健康保険を適用することなど                            を求めた要望書を、道内など全国35万人分の書名を添えて舛添要                           一厚生労働相に手渡した。「前向きに検討するよう担当者に指示す                            る」と応じた。要望書は、効果的とされる「ブラッドパッチ療法」への                            保険適用をはじめ、医療体制の充実、交通事故による患者の治療                            費に自賠責保険を適用することなどを求めた。

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脳脊髄液減少症実例

2008-02-28 15:18:00 | 健康・病気

釧路の男児 診断まで約2年                                                  仮病扱い、嫌がらせも・友達の名前、言葉忘れ不登校に

脳脊髄液減少症は症状がさまざまなため、うつ病を疑われたり、仮                           病扱いされたりすることがある。子どもの場合は、周りから理解され                              ず、不登校になる例もある。「こんにちは」釧路市内に家族4人で暮                            らす小学3年生の少年(九つ)は、元気に出迎えてくれた。だが、す                            ぐに部屋に戻ると横になった。長く座ると疲れ、視力や聴力も鈍る。                           発症以来1日の大半はこうした生活だという。2年前の7月、友人と                           自転車に乗って遊んでいる時に乗用車と衝突。飛ばされて頭を打ち、                          病院で「むち打ち」「打撲」などと診断された。コンピュ-タ-断層撮                            影装置(CT)や脳の検査で異常がなかったため帰宅。しかし、「頭が                          痛い」「ムカムカする」と訴え、再度病院に相談したが、解決策はなか                          った。家族が異変に気付いたのは事故から三日ほど後。宿題をして                           いた少年が、突然自分の名前が書けなくなった。ひらがなもカタカナ                           も友達の名前も出てこない。再度受診した結果は「異常なし」だった。                          外見上は変わりはないが、物事に集中できず、文字や計算を教えて                           もすぐに忘れてしまう。会話の中に「分からない」「忘れた」という言葉                          が極端に増えた。学校の担任は「寝たふりをしていた」「やりたくない                           んだろう」と母親に伝えた。友達同士の会話で、言おうと思った言葉を                          忘れることが続き、友達に「バカ、死ね」とノ-トに書かれた。下校途                           中に石を投げられたり、頭をたたかれる嫌がらせも。大好きだった学                           校から足が遠のき、笑顔が減り、母親は心の中で「なぜ」を繰り返した。                         その後、市立小樽第二病院で脳脊髄液減少症と診断された。母親は                          ショックより「原因がわかり、安心した」と話す。安静が必要なため、週                          に1、2度の買い物以外は外出することがなくなった。ストレスで一時                          過食になり、体重は10㌔以上増えた。その後ブラットパッチ療法を初                          めて受けた。頭痛やめまいが少しだけ軽減し、時々、生き生きとした                           表情を見せるようになった。交通事故がきっかけで同症に悩む患者                           は全国にいるが、子どもの場合、体育の授業中の転倒など日常生活                          の何がきっかけになるかわからない。中には、ラッパを吹いただけで                           罹患した例もあるという。患者・家族支援協会の調査では、学校での                          いじめや不登校、記憶力・集中力の低下による学力低迷のほか、深                           い心の傷を負うあまり自殺未遂に至った例も報告されている。文部科                          学省は、都道府県教委を通じ各教育機関に適切な対応を求める文書                          を配布した。少年が通っていた小学校の校長は「症名は知っていたが、                          少年と直結しなかった」と話し、現在、少年の登校再開に向け親と協                          議している。工作が好きで「将来は発明家になりたい」と文書につづた                          少年は、今も夢を抱き続けている。体調が戻れば水泳、縄跳び、自転                          車などやりたいことはたくさんある。少年は部屋で、心待ちしている。

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