゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

コリとハリ「當瀬規嗣解説」

2008-02-29 16:47:00 | 健康・病気

筋肉に炎症、硬く収縮

春が近づいています。プロ野球もオ-プン戦です。長いキャンプを終                           えて、残念ながら故障してしまった選手もいました。ぜひ、回復して                            また活躍してほしいものです。ところで、よく新聞紙上に「腰のハリで                           欠場」とか「足のハリが出たが、故障ではない」などと、見出しや記                           事が載りますが、この「ハリ」ってよくわかりません。私はスポ-ツが                           苦手で、スポ-ツでけがをしたことがないので、実感がないのです。                           もちろん、筋肉痛はよく経験しますが。以前、「ハリは出たが痛みで                           はない」という表現が新聞にあって、痛みの一歩手前らしいことが分                           かりました。そこで、少し調べてみました。ハリは、筋肉が疲労や炎                           症のために硬くなっている状態で、ある種の違和感はあるけど痛み                            ではない状態を指しているようです。そこで、肩コリを思い出しました。                          どうもコリとハリは同じもののようです。ところで、筋肉の痛みはどうし                          て出るのかというと、筋肉で疲労や炎症や損傷があったとき、その部                          分で痛みを引き起こす発痛物質が出て、これが筋肉を包む膜にある                           神経を刺激するからです。一方、コリやハリは部分的に筋肉が硬く収                          縮してしまった状態をいい、その原因はやはり筋肉の疲労、炎症、損                          傷によるものです。激しい運動や同じ姿勢の維持は、筋肉を酷使して                          損傷や炎症をおこし、コリやハリとなり、ついには痛みがでるのです。                          鍛え上げたスポ-ツ選手は痛みに強く、軽い炎症ではハリと感じるよ                          うです。全く鍛えてない私は、ハリなど感じずにすぐ痛みになるのかも                          しれません。チョット情けないです。                                              (とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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