゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

初春列島花巡り・赤平市「コチョウラン」

2008-02-12 17:00:00 | ほっかいどう関連情報

石炭から花のまち

100_0511  「レモンパイ」(黄色)、「はつゆき」(白)、「ハッ                           ピ-ヴァレンタイン」(紫色)-。愛らしい名前が                            付いた黄色や白のコチョウランが、優雅なカ-                            ブを描いて揺れる。約四百平方㍍の温室12棟                             で約7万株のコチョウランを通年栽培する、赤平                           市の赤平花卉園芸振興公社。18~25度に保                            たれた温室にいると、厳寒期であることを忘れそ                           うだ。コチョウランは、花をつけるまで四年半もかかる。全道一の生産                 

100_0510_3数を誇るどう公社を支えるのは、茎から成長点                             を切り取りフラスコの中で苗を育てる人工培養技                          術。堀口輝秋社長(64)は「組織培養をすることで                           品質が欽一になり、日持ちも良くなる」と話す。                                              同社の創業は住友赤平炭鉱が閉山した1994年。                         前進は炭鉱の廃熱を利用していたバラなどの切り                          花栽培だ。基幹産業を失った市が「石炭のまちか                          ら花のまちに」と、地域振興策の柱に打ち出した。                          市内では毎年春に、色とりどりのランを集めた「ら                          んフェスタ」が開かれ、道内各地から愛好者が集まる。ただ、ランの                市場価格の低迷に灯油代の高騰によるコスト増が重なり、経営環境                          は厳しさを増している。堀口社長は言う。「石炭に続き灯油と、私たち                          はエネルギ-に翻弄され続けているが、町を元気づけ、町民が『ランの                         町』に誇りを持つよう、負けずに経営努力したい」。風雪に耐え、春を                           待つ気持ちで。

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花の間にふわふわ綿毛「砂漠のバラ」

2008-02-12 16:00:00 | ガ-デニング

「砂漠のバラ」民家で結実

100_0557 札幌市東区の無職阿部金雄さん(73)が自宅                             で育てているアフリカ原産アデニウムの実がは                            じけ、種をつけたふわふわの綿毛が、鮮やかな                            ピンクの花の間から顔をのぞかせている。アデ                            ニウムはキョウチクトウ科の低木で「砂漠のバ                             ラ」と呼ばれる。北大植物園によると、寒さに弱                            いため、道内では花を咲かせることはあっても                            実を結ぶことは珍しいという。阿部さんは20年                            ほど前に買った苗木を、日当たりの良い室内で育ててきた。アデニ                 ウムは高さ2㍍ほどに成長。毎年花をつけてきたが、今年は初めて                           実が一つなり、膨らんだ実は今月5日に、いっきにはじけた。四十五                           年前に通りがかったビニ-ルハウスでアデニウムの花を見かけ、そ                           の魅力に取り付かれたという阿部さん。「わが子のように育ててきた                           かいがある」と「努力の結集」を喜んでいる(竹中達哉)

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生物創造へ一歩前進

2008-02-12 15:00:00 | 健康・病気

細菌ゲノムDNA合成

100_0579 細菌の全遺伝情報(ゲノム)を初めて化学合成                            したと、米民間の「J・クレイグ・ベンタ-研究所」                            (メリ-ランド州ロックビル)の研究チ-ムが25                           日、米科学誌サイエンスの電子版に発表した。                           化学合成したDNAの断片を大腸菌の人工染色体を使ってつなぎ合                わせ、酵母内で完成させた。このDNAを取り出して細菌の細胞質に                            移植し、生きて活動させる実験も進めており、成功すれば「生物の                            創造」に近づく成果となる。同研究所はヒトゲノムの解読で知られる                            クレイグ・ベンタ-博士(61)が設立し、研究チ-ムも同博士が率い                           る。医薬品やワクチンの開発、バイオ燃料の効率的生産、有毒廃                            棄物の分解などに役立つ自然界にない細菌を生み出すのが目的と                           説明しいおり、役に立つことが期待されるが、一方で生物兵器、犯                            罪への悪用や流出事故が懸念される。同研究所は昨年10月、合成                            DNAの販売企業、研究機関、利用者を対象とする規制制度を検討                            した報告書を公表。合成DNA研究は日本を含む各国で行われてお                           り、国際的に協調した規制が必要になりそうだ。研究チ-ムは、細                            菌の中でもDNAサイズが約58万塩基と最も小さい「マイコプラズ                            マ(属)ジェニタリウム(種)」を選択。DNA塩基配列の解読デ-タに                           基づき、五千~七千塩基の断片に分けて計百一個を化学合成し、                            大腸菌の人工染色体に組み込んで大きく四個までつなぎ合わせた。                          さらに生きたパン酵母の環状DNAに入れ、一つながらに完成させた。

ゲノム=生物の設計図となる全遺伝情報。細菌や動植物の細胞核                           にあるDNA(デオキシリボ核酸)は糖とリン酸、塩基で構成される。                           アデニン、グアニン、シトシン、チミンの4種類の塩基の配列の所々が、                         タンパク質を作る遺伝子として機能する。

衝撃大きな研究

榊佳之・理化学研究所ゲノム科学総合研究センタ-長の話ゲノム                            から人工的な生命をつくり出す技術が、現実的に想定できる段階                            まで進んできたことを示す、非常にインパクトか゛大きな研究だ。                              しかし安全性の確保や悪用の防止など、多くの点について慎重な                            検討が求められる。

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ウンチクがんちく<土と作物のはなし⑤>

2008-02-12 12:20:00 | うんちく・小ネタ

道立道南農業試験場研究部長 赤司 和隆                                         利点多い完熟堆肥

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土づくりの主役である堆肥の原料は有機物です。                          稲わら、麦かんなどの作物残さ、またはバ-ク                            (樹皮)に家畜ふんを加えて堆積すると、微生物                           の働きで堆肥になります。最近では生ごみや下                           水汚泥の堆肥(コンポスト)なもあります。酸素が必要な好気生菌の                 働きで堆肥になるため、堆積中の原料をかくはんして酸素を取り入                            れる作業(切り返し)が必要です。堆肥ができ始める発行期では、                            高温細菌による糖やアミノ酸の分解が60度以上になります。                               やがて温度が30~40度に下がり、熟成期を迎えると糸状菌により                            セルロ-スなどが分解されます。さらに堆積と切り返しを続け熟成                            が進むと常温に近づき、堆肥づくりは終わります。                                      このようにしてできた完熟堆肥は

  1. 悪臭がしない
  2. 容積が小さくなり取り扱いやすい
  3. 発酵期の高温による病原菌、害虫、雑草の種子の死滅
  4. 作物の生育阻害物質(有害ガス、樹皮に多いフェノ-ル)                             の減少
  5. 窒素飢餓のおそれが少ない

という利点があります。窒素飢餓とは、微生物による窒素の取り込み                           に伴う土壌の一時的な窒素不足です。新鮮な有機物や未然な堆肥                            を畑に使った場合、これらをエサに微生物が急激に繁殖し、窒素飢                           餓が起ることがあります。

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