゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

アスパラの「葉」ルチンが豊富

2009-02-06 12:53:59 | ほっかいどう関連情報

北大・研究班 粉末加工、新たな食材に

100_1079北大大学院農学研究院の鈴木卓准教授(園芸                             学)らの研究グル-プが、捨てられているアスパ                             ラガスの擬葉にルチンなどの栄養分が多く含ま                              れているという研究結果を明らかにした。粉末に                             加工すれば、新たな食材やサプリメント(栄養補                             助食品)の原料になとして、今年から食品会社な                             どへの売り込みに力を入れる。アスパラガスの擬葉は、若茎(食べ                              る部分)が伸びた後、枝分かれしてできる茎で、葉に代わり光合成で                              養分を作る。露地栽培なら5、6月ごろに若茎の大半を収穫するが、                             翌年用に養分を根に蓄えるため一部をそのまま残し、擬葉に成長さ                             せる。擬葉は硬くて食用に向かず、秋に破棄物として処分する。鈴木                             准教授は2002年、アスパラガスの栄養成分を研究した際に、若茎                                  だけでなく、食べない部分も分析。血管を丈夫にして脳卒中や動脈硬                             化を防ぐとされるルチンが、乾粉末にした状態のアスパラの擬葉には                             100㌘あたり約1500㍉㌘と、若茎の中央部の約10倍、ソバの実の                            約100倍も含まれていることが分かった。擬葉の粉末を試した口にし                             たところ、緑色でかすかに甘みと苦みのある抹茶のような味で「新た                             な食材として活用できると思った」(鈴木准教授)。これを受け、藤女子                           大の知地英征教授(栄養学)が擬葉の栄養成分などを詳しく調査。ラ                             ットに与えると肝臓の中性脂肪を抑える効果はなどが確認された。知                            地教授は「人間への効果はまだ分からないが、メタボ対策に使える可                            能性がある」とみる。乾燥粉末100㌘あたりの食物繊維、カルシウム                            の量も擬葉はそれぞれ約49㌘、約520㍉㌘と、若茎の2倍近かった。                            財団法人の北海道農業企業化研究所(空知管内浦臼町)も研究に参                            加。低コストで擬葉を粉末にする技術を開発中で、商品化を進め今年か                            ら積極的に販路を拡大する計画だ。道内のアスパラガス作付面積は約                            1900㌶で、都道府県別では全国一。鈴木准教授は「栄養だけでなく                              色もきれい。うどんに加えるなどさまざまな活用ができる」としている。

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「ips」でマウス回復

2009-02-06 11:04:26 | 健康・病気

慶大教授ら 脊髄損傷部に移植

あらゆる組織に成長できるヒトの新型万能細胞「ips細胞」を使って、                             脊髄損傷で脚がまひしたマウスを歩けるまで回復させることに、慶                              応大の岡野栄之教授(生理学)らのチ-ムが成功し、4日に同大で                                開かれたシンポジウムで発表した。岡野教授によると、ヒトips細胞                              の治療効果が確認されたのは世界初。交通事故やスポ-ツにより、                            背骨の中の神経が傷つく脊髄損傷は根本的な治療法がなく、ips                              細胞は切り札として期待されている。チ-ムは、京都大の山中伸弥                             教授が開発した手法で作ったヒトのips細胞から、神経細胞などのも                             とになる神経幹細胞を作製。脊髄損傷で後ろ脚がまひしたマウスの                              損傷部に約50万個を移植した結果、約1ヵ月で、ほかの病気で死ん                            だマウスを除き29匹すべてが歩いたり走ったりできるまでに回復し                             た。ips細胞を使った治療では、がん化の恐れが指摘されているが、                             マウスにがんは見つかっていないという。今後はがんの問題に加え、                            実際に神経組織が再生しているかなどを確認し、来年春までにはサ                             ルでの実験を始める計画だ。岡野教授は「実際にヒトのips細胞の効                             果が証明できたことは価値がある。できるだけ早く臨床応用につなげ                            たい」と話している。

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