゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

不況に負けない「道内中小企業と働き手」㊤

2009-02-27 19:38:17 | ほっかいどう関連情報

人づくり 「伝説の社員」生んだ信頼

100_1110 市場原理主義が広がる中で迎えた世界不況。                              企業は先を競うように従業員を削減する。道内で                             は約12万人が失業中だ。その陰で社員を守り、                             育てながら、荒波を乗り越えていく企業がある。                             函館市の戸沼建設。ここに「伝説の社員」がいる。                            中卒で漢字も満足に書けなかった日雇い作業員                             が33年前、仕事への情熱を買われて正社員とな                           り、3年前に常務まで上り詰めた。「研修会で若手                            から続々とアイデアが出たのはうれしかった」。伝説の主人公、梅木克                美さん(58)は後輩の成長に相好を崩す。梅木さんの入社時、戸沼                             平八社長(72)は、まずラジオの話し方講座で言葉遣いを学ばせた。                            そして、大卒の後輩が次々と収得した「一級土木施工管理技士」の受                            験を熱心に勧めた。梅木さんは「取れなきゃ会社を辞める」と決意し、                            皆が帰宅した後にこっそり会社に戻って勉強に励み、宿願を達成。中                             堅社員への道を歩んでいった。

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社員は現在約30人。「大手と違い、中小は人がすべて」(戸沼社長)                             との理念で、梅木さんの出世物語に象徴される「人づくり」を徹底する。                            決算の詳細を毎年社員に説明し、それに応えた社員らが自ら勉強会                             を開き、責任感とやる気を高める。それが現作業の改良や新工法のス                           ム-ズな導入を生み、受注増につながっている。公共工事の削減で、                            道内の建設業者は過去7年で3千社も減り、今も多くが経営難に苦し                            む。だが、同社は売上高が最盛期の6割の約12億円に減りながらも                            人員削減は行わず、本年度も23年連続の黒字となる見通しだ。「社員                           教育を含め、これまで、どんな経営をしてきいかが、激変時代の差にな                           る」。戸沼社長は強調する。トヨタ6千人、NECグル-プ1万人以上・・。                           相次ぐ非正規従業員の削減計画数だ。全国では3月までに12万5千                            人の非正規労働者が失職する見込みで、さらにソニ-や三洋電機など                           は正社員削減にも手を付ける。果たして、これほどまでに人を切るのは                           経営のあるべき姿といえるのか-。

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「頑張る契約社員が正社員になるのはうれしい。皆がやる気になる」。                            呉服販売を軸に多角化を進める和光(札幌市)。昨年、正社員に昇格                            した和物雑貨店の責任者、木村朱理さん(31)が笑顔を見せる。不況                            を一丸になつて乗り切ろうと、田中傳右衛門社長(60)は近く数人を                             社員に昇格させる。昨年、脳梗塞など患ったベテラン社員らのため、                             小樽の遊休地に朝鮮ニンジンを栽培する事業にも乗り出した。田中社                            長は言い切る。「中小企業は社長と社員の信頼で成り立つ。人生を懸                             けて働く人を道具のように扱えない」

派遣切り、人員整理、倒産などが相次ぎ、出口の見えない不況の真っ                            ただ中にある道内で、「不況に負けない」と必死に踏ん張り、業績を上                            げる働き手や経営者たちがいる。その姿を追った。

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国道12号沿線「観光街道」に

2009-02-27 16:55:56 | ほっかいどう関連情報

札幌と旭川結ぶ「地の利」生かせ                                                  地域一体で活性化模索 文化や「食」活用しツア-

道内の学識経験者や企業関係者らが、空知管内を中心とした国道                              12号沿線の活性化を模索している。札幌、旭川という二大観光拠                              点の間に位置しながら観光需要が低迷する中、地域一体で観光資                             源を発掘し、北海道旅行業協同組合(北山憲武理事長)と連携して                              観光のモデルコ-ス作りを目指す。                                                事業名は「R12背骨プロジェクト」。NPO法人「観光情報学会」会長                             の大内東・北大大学院教授が呼び掛け、18日に岩見沢市内で地元                            経済団体や観光関係者ら約20人が初会合を行い、モデルコ-スの                              観光素材の検討に入る。アルテピアッツァ美唄などの文化施設や、                             滝川のジンギスカン、すながわスイ-トロ-ドなど「食」を組み合わせ                            たツア-を検討。旭山動物園(旭川)と円山動物園(札幌)も組み込                             んで集客力向上も狙う。北海道旅行業協同組合は、旅行者の好み                             に応じてツア-商品が作れるシステムを開発中で、このシステムと                             の連携を目指す。将来は独自のホ-ムペ-ジ開設や特産品のネット                            販売などを通してPRしたい考えだ。道がまとめた2008年度上期(4                            -9月)の観光客入り込みによると、札幌を含む石狩官内が前年同                             期比4・9%減、旭川などの上川管内が同2・8%減だったのに対し、                             空知管内は同7・5%減と落ち込みが目立つ。大内教授は「12号沿                             線には文化や食などの素材が豊富。高速道路で札幌~旭川間を移                             動するだけではもったいない。自治体にも事業への参加を呼び掛け                             たい」と話している。

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生きるしくみ「言葉というもの」

2009-02-27 16:11:11 | 健康・病気

言語中枢を鍛えよう=當瀬規嗣解説

私たちは言葉を使って生きています。おしゃべりをして、お互いの意                              志を通い合わせます。本を読んだりテレビを見たりするときも、言葉                              を見聞きして内容を理解しています。このコラムや載っている新聞も、                             言葉の塊そのものです。もつと簡単に、何かをしようと考える瞬間、                             頭の中でものの名前を思い浮かべたり、「何々しよう!」と考えたり                              はしていませんか?そう、考えること自体、言葉を使っているのです。                            頭の中で言葉を思い浮かべないで何かすることもたくさんありますが、                            そのときは「思わず」と表現しますね。そうすると、人は言葉を使って                                思っています。「好きだな~」なんてね。言葉が、社会をつくり、思想                              をつくり、文明をつくったといえます。言葉の発明が、人類を繁栄へと                             導いたのです。この大事な言葉を扱う脳の部分を、「言語中枢」とい                             います。大脳の、ちょうど耳の上辺りのところに位置しています。不思                             議なことに、言語中枢は右か左かどちらか片側の大脳にしか存在せ                             ず、言語中枢のある方の大脳は反対側より少し大きくなっています。                             90%の人は、言語中枢が左側にあることが分かっています。研究に                             よると、利き手の右左と言語中枢の右左は全く関連がないそうです。                            生まれたばかりの赤ちゃんは言葉を使えません。ですから、言語中                             枢は生まれてから成長する間に、親などに影響されて発達するわけ                             です。つまり、言語中枢は鍛えられるということです。最近は、とかく                             言葉をおざなりにする人が多いようです。本を読み、よくしゃべり、よ                              く考え、よく書いて、言語中枢を鍛えましょう!                                          (とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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