゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

長寿の鍵 石原結實著

2009-06-06 17:52:13 | 健康・病気

コ-カサス地方長寿村での学び

現在の日本では長寿を願いなか゛らも、長生きをすることに疑問を感じる方か゛多いはずです。年金、医療、介護の問題など、長生きをすると逆に大変なことが多いばかりだと、ぽっくり早く死ぬことを願う人までもいます。しかし、人として生まれてきた以上は、人生80年の寿命をいかにしてまっとうするかが大事になります。

私は長寿のあるべき姿を勉強しょうと、黒海とカスピ海に囲まれたコ-カサス地方の長寿村を訪ね、現地の研究者から教えを受けました。(中略)

長寿者たちに、長寿の秘訣は何かとうかがうと、

  1. 「よくはたらくこと」
  2. 「長寿者たちで作っている合唱団で毎日歌うこと」
  3. 「狩に行ったりしてよく歩くこと」
  4. 「友達の家に行って酒を飲んで騒ぐこと」といった秘訣を挙げた。

90、100歳はまだまだ若くて、110歳、120歳でようやく年寄りになるという印象でした。みんなおしゃべりが好きで、一生懸命、話をしてくれることも印象的。長寿者たちに隠居の習慣がないようで、農作業や牧畜などの重労働を毎日しています。

彼らのとる食事は、数100年以上も続いてる伝統食。主な内容、主食は、ママリ-ガというトウモロコシの粉から作ったお粥、黒パン、ブドウ、リンゴ、梨、サクランボ、プラムなどの果物、チ-ズ、マツオニ(ヨ-グルト)、豆類、野菜はニンニク、キャベツ、タマネギ、ニンジンが主。飲み物はワイン、紅茶、ハ-プティ-をよくとる。肉類は、牛肉を週1~2回、お昼に100~150㌘とる程度で、焼かずに、ボイルして脂肪分を取り除く。魚も週1回程度、主にマスなどの川魚。甘みづけには砂糖は使わず、はちみつかドライフル-ツ。

長寿者はバランスよくいろいろな食材を食べていますが、食事は2000㌔㌍以下で昼の食事に重きをおいて夕食は少なめ、満腹になるまではけっして食べないようです。

最先端の遺伝子科学では、人間には長生きをさせる長寿遺伝子とそれを抑制する老化遺伝子が50~100ほど見つかっています。両方の遺伝子は普段はスイッチがオフの状態になり眠っていますが、いかにして長寿遺伝子を活性化させ、老化遺伝子の活性を抑制するかが、長生きの鍵。ボストン大学での健康長寿の人の遺伝子の調査においては、長寿遺伝子に影響を与えているのは、バランスのよい食事、適度な運動、ストレスのコントロ-ル、つまり生活習慣が関わっていることがわかっています。

この項の詳細は「非常識の医学書」よりの抜粋です。

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生きるしくみ「おしっこの回数」

2009-06-06 15:27:12 | 健康・病気

たまり具合 感じ方に差=當瀬規嗣解説

幼稚園や小学校のころ、遊びに夢中になっておしっこを我慢して、慌ててトイレに駆け込んだ経験のある人はたくさんおられると思います。時には残念ながら間に合わなかったりして・・・。小学校の低学年のころ、授業中にトイレに行きたくなる児童が多かったので、担任の先生から「休み時間に必ずトイレに行くように」きついお達しがありました。おしっこしたくても、したくなくても必ず行けというのです。「したくないのに、出るわけないだろう」と思っていましたが、トイレに行くと少量ながら必ず出てきます。とても不思議に思っていました。大学で勉強してよく分かったのですが、人はおしっこを常に作っていて、それを少しずつ膀胱にためているのです。その量は大人なら1分間当たりおよそ1㏄。子供の体でも授業中に20~30㏄はたまる勘定なのです。もちろん水を多く取ればもっと増えるのですが、水分をとらなくてもおしっこはたまります。ところで、何かと頻回におしっこに行く人と、1日に数回しか行かない人がいます。これは1日のおしっこを作る量には大差がなく、1回当たりのおしっこの量に違いがあるためです。でも膀胱の大きさに差があるのではなく、膀胱でおしっこのたまり具合を感じる感度に個人差があるためのようです。ただ、膀胱に長い間おしっこをためるのは細菌に繁殖の機会を与え、膀胱炎にかかりやすくなります。やはり先生の教えに習い、こまめにトイレに行ったほうが良いようです。(とうせ・のりつぐ=札医大医学部長)

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進化から見た病気

2009-06-06 11:27:54 | 健康・病気

「ダ-ウィン医学」のすすめ                                                     新しい「病気とのつきあい方」を身につけよう

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ヒトが病気になるのは、進化による必然だった!

感染症、遺伝的疾患、生活習慣病・・・・。「病気」はヒトにとって不都合であるように思えるが、その症状の多くは身体を守るための防御反応であるということ、また、病気の原因遺伝子にはヒトが生き延びるために有益なものがあったということがわかってきた。進化論をもとにした「ダ-ウィン医学」によって明らかになりつつある、病気があることの意味を豊富な例とともに平易に解説。

「ダ-ウィン医学」は、医師のネシ-と進化生物学者のウィリアムズによって1991年に提唱された。進化論をもとに、病気を中心とした、ヒトの身体に起る不都合の意味を探り、治療・解決法の手がかりとすることをめざしている。ダ-ウィン医学が示す、ヒトの自然治癒力を生かすことの必要性や現代の医療が抱える問題点から、新しい「病気とのつきあい方」が見えてくる。

風邪を薬で治そうとすると、「ぶり返し」が起りやすい!

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