今日観に行った映画は、『大丈夫であるように-Cocco 終わらない旅-』だった。そう、僕の大好きな是枝裕和監督が、僕の大好きなCoccoを撮った作品だ。
一昨年末から昨年1月にかけて行われた全国ツアーを中心に、彼女が出会ったものや感じたこと、そしてそれらを紡いだ「うた」… その間、監督は彼女にそっと寄り添い、彼女から発せられる言葉を紡いでいった。
だれよりも優しい心を持ち、自分が知り、問題に感じたことに対し「何とかしなければ」と取り組もうとするCocco。でも、一人では到底立ちいかない問題もある。その度に悩み、苦しみ、そして傷ついてしまう。そんな彼女だから、相手の心をこじ開けようとする作家では撮れなかっただろう。
そんな彼女から発せられる言葉だから、あのちょっと乱暴に聞こえるうちなーぐちの中には嘘がない。だから、聞く者の心にまっすぐに届く。監督もそれを知っているから、彼女の言葉を無理に引き出すのではなく、彼女自身の気持ちから発せらるのをじっと待っている。
彼女が紡いだ歌に込められた想いや、彼女の心の動きに触れながら、僕の心も揺さぶられた。そして、以前感じていたことが、今の現実と、その現実に染められていく空気に対する想いと重なる。
終盤、ジュゴンの見える丘の上で彼女は語る。その中で、ある映画作品のラストについての感じ方が、子供を授かったことで変わったということを話していた。
それを聞いていて、「大丈夫であるように」という思いを、僕も持った。
一昨年末から昨年1月にかけて行われた全国ツアーを中心に、彼女が出会ったものや感じたこと、そしてそれらを紡いだ「うた」… その間、監督は彼女にそっと寄り添い、彼女から発せられる言葉を紡いでいった。
だれよりも優しい心を持ち、自分が知り、問題に感じたことに対し「何とかしなければ」と取り組もうとするCocco。でも、一人では到底立ちいかない問題もある。その度に悩み、苦しみ、そして傷ついてしまう。そんな彼女だから、相手の心をこじ開けようとする作家では撮れなかっただろう。
そんな彼女から発せられる言葉だから、あのちょっと乱暴に聞こえるうちなーぐちの中には嘘がない。だから、聞く者の心にまっすぐに届く。監督もそれを知っているから、彼女の言葉を無理に引き出すのではなく、彼女自身の気持ちから発せらるのをじっと待っている。
彼女が紡いだ歌に込められた想いや、彼女の心の動きに触れながら、僕の心も揺さぶられた。そして、以前感じていたことが、今の現実と、その現実に染められていく空気に対する想いと重なる。
終盤、ジュゴンの見える丘の上で彼女は語る。その中で、ある映画作品のラストについての感じ方が、子供を授かったことで変わったということを話していた。
それを聞いていて、「大丈夫であるように」という思いを、僕も持った。