ひまわりの、先

夏になると、ひまわりを見つけては立ち止まる。それは後ろ向きな気持ちではなく、むしろ前へと向かう気持ちが欲しいからなのだろう。

今朝もひまわりを目にして見上げてみた。あまり大振りの花は遠目に見た方が美しいが、この花は適度な大きさで、僕の好みだった。やや上を向いたその花を見上げながら、ほんの一瞬何も考えない空白の時間が訪れた。それはあったかなかったかわからないくらいの短さだったが、確かにあった…気がする。まあ、感覚たから仕方がない。
先日、『上を向いて歩こう』という歌の生い立ちを紹介する番組があった。録画して見たのだが、涙が溢れてきた。その時は一人だったので、溢れても構わなかったが、時に涙が零れないようにしたいときもある。歌が生まれたのは、そんな時代だった。そう、映画『コクリコ坂から』にも使われていたな。ヒロインの凛とした姿が魅力的だったが、もう一度観に行こうかな…


今年こそは、ひまわり畑を見に行こう。たぶん毎年同じことを言っているが、今年は実現できそうな気がする。まずは、どこに行けばいいか調べることから始めよう。