藤崎 慎吾 著 「鯨の王」を読みました。
原子力潜水艦内で乗組員多数が謎の攻撃により変死する。
アメリカ海軍は海底基地に調査員を派遣する。
一方、新種の鯨を追う学者・須藤もパイロットのホノカとともに同海域に潜航を開始した。
深海に忍びよる不穏な気配―。
軍、企業、テロ組織の思惑が絡み合う深海教千メートルの世界にひそむ脅威とは!?
「ダイマッコウ」と云う、未知の新種の海中巨大生物が登場する。
しかもその生物は超音波を用いて、離れていても、”強力な爆薬が入ったスイカが破裂する”かのように人間の頭を破壊する!
深海に住む彼らの生態とは・・・。
彼らが人間を襲う理由とは・・・。
巨大製薬会社をスポンサー
自らの夢”幻の海獣”「ダイマッコウ」を追い続けるアル中の学者、
まだ若き日本の水中探査船の女性パイロット、
海底基地ロレーヌクロスの研究員、
イスラムのテロ組織、
米海軍とそれを指揮する復讐心に燃える軍人
幾つかのドラマが”幻の海獣”「ダイマッコウ」を巡ってスリリングに展開する
深海という謎の世界を舞台にしただけに、それなりの実在感がある物語に仕上がっています。