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宮部 みゆき 楽園

2010年05月21日 | 小説
楽園」 を読みました。

 

未曾有の連続誘拐殺人事件(「模倣犯事件)から9年。

取材者として肉薄した前畑滋子は、未だ事件のダメージから立ち直れずにいた。

そこに舞い込んだ、女性からの奇妙な依頼。

12歳で亡くした息子、が“超能力”を有していたのか、真実を知りたい、というのだ。

かくして滋子の眼前に、16年前の少女殺人事件の光景が立ち現れた・・・


本作は映画化された「模倣犯」の続編です。

 「模倣犯」で登場したフリーライター前畑滋子が再び関わることになった 超能力を持つ少年を調べてほしいという母親からの依頼と、 彼が描いた両親に殺された少女をめぐる物語。

いきなり「超能力」とかが出てきて、最初は一風変わったストーリーかなと思わせますが・・・。

そこは宮部作品!

読み進む内に次々と謎が謎を呼び・・・。

自分の娘を殺し、16年間その埋めた上の家で暮らしていた家族の心情に迫っていきます。

家族がテーマになるミステリーです。
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