「ポピー畑」を出て見慣れぬ建物の前までやってきました。
黄色い瓦屋根に龍飾り、そして絢爛豪華な装飾品の数々……。
この建物は道教のお宮で、聖天宮(せいてんきゅう)といいます。
聖天宮は死病から奇跡的に回復した台湾の康國典(こうこくてん)大法師が、夢のお告げに従いこの地に建立したものです。
黄色い瓦屋根に龍飾り、そして絢爛豪華な装飾品の数々……。
この建物は道教のお宮で、聖天宮(せいてんきゅう)といいます。
聖天宮は死病から奇跡的に回復した台湾の康國典(こうこくてん)大法師が、夢のお告げに従いこの地に建立したものです。
聖天宮の着工は昭和56年(1981)、開廟は平成7年(1995)。
着工から開廟まで実に15年の歳月を費やしました。
入場料300円也を支払い敷地内へ。
建物の正面が前殿。
前殿を挟んで右が鐘楼で左が太鼓楼。
この建物の建築時には製材、加工は台湾でおこない、組み立ても台湾から一流の宮大工を呼んで建設にあたったそうです。
なお、聖天宮の名の由来は、中国の伝説にある「三清道祖が住む天界の宮殿」の名称です。
高さ5メートルもある龍の柱「九龍柱」
1つの大理石を透かし彫りしたもので、この宮の彫刻のほとんど全てが非常に高度な技術の透かし彫りになっています。
屋根の上からまさに飛び立たんとするかのような鳳凰
そして見事な龍!
千年木で彫られた門飾りには門神という神様が祭られています。
前殿の中です。
日本の神社の御神籤のように、ここでは占いができるようになっていました。
そして、天井を見上げると・・・
この装飾は、森羅万象を現しているとのこと。
廊下も色彩豊かで綺麗です!
いたる所に龍や鳳凰が描かれています。
これは麒麟のようです。
そして、こちらが本殿。
本殿前の透かし彫りの九龍。
見事!としか言いようがない・・・。
本殿には道教の最高神三清道祖と南斗星君、北斗星君、四天王の像が祭られています。
聖天宮は現存する道教のお宮では国内最大級です。
鐘楼と太鼓楼に取り付けられた鐘と太鼓。
その太鼓楼へ登ってみました。
毎日午後3時に両方が鳴り響きます。
屋根の上の装飾品の細かい細工がよく見えます。
前殿の横にある寿金亭。
祭事に奉げ神紙を燃やす炉だそうです。
埼玉県の珍名所、隠れた観光スポットといわれる「坂戸の聖天宮」。
ぜひ一度その目でご覧になってみてはいかがでしょう。