カワセミがいることが確認できた、あの公園へ、あくる日、また行ってみた。
到着した時点で既にカワセミがいた。
しかも四回ほど連続して水に飛び込んだ。
魚を取るというより、水浴びのような感じだった。
水しぶきをあげて水上に飛び出す瞬間を撮るチャンスを四回もくれたのに、イマイチものにできなかった。
手持ち、ファインダーでの撮影は、僕のウデでは限界があるのかもしれない。
そもそも本気でカワセミを撮る時の重装備ではない。
ほかに誰も重装備の人がいないなかで、一人あの重装備を担いで歩いていると目立つだろうなー。
やがてカワセミがどこかへ飛び去り、また戻ってくるかもしれないと待っていると、一人のカメラマンがやってきた。
話しかけてみると、いろいろ教えてくれた。
この池に来るカワセミは、公園近くの川を根城にしているカワセミで、夕方にやってくることが多い。
この公園にはいろいろな種類の野鳥がいて、滅多に見れない鳥が飛来してくることがけっこうある。
そんな時は関西からも写真撮影にたくさんの人がやってきたりする。
カワセミは那珂川よりも室見川の方がたくさんいる。
カメラを向けても逃げない、人慣れしたカワセミがいるという場所も教えてもらった。
話している時に飛んできた鳥がシロハラという鳥であることも教えてくれた。
その人は、近くで自営業をしているので、そろそろ仕事に戻らなければ、と言って去って行った。
これがシロハラ。初めて見た。
逆光に輝く木の葉がきれいだったので、それを撮って僕も帰路についた。
途中、たくさんの花をつけた山茶花が。