ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

ひとくぎり

2007-06-01 | 日々のこと。



先日、次女が11年間習っていたピアノのレッスンを辞めました。

高校に入学して、本人もどうしようか迷っていましたが、やはりクラブと勉強でいっぱい、いっぱい。
練習する時間もなかなかとれず、決心したようです。

音楽の方面に進むつもりはなく、ずっと趣味で弾き続けたいと言っていたし、高校ではボート部に入りそちらも楽しそうだったので、私も潮時かなと思っていました。

幼稚園の年中さんからレッスンに通い始め、かれこれ11年。
半強制的に習わせた長女と違い、自分から習いたいと言っただけあって、ピアノを弾くのが大好きな次女でした。
私に言われなくても練習をし、初めて両手を習ったときもすんなりと弾けてびっくり(長女のときとは大違い!)。

ナイショですが、私も長女と同じでピアノの練習が大きらいでした
だから、嫌がる長女に自分を重ね合わせ自己嫌悪に陥ったものです。
しかし。
次女の、ピアノを弾くときの、なんと楽しそうなこと!

長女の方は幼児科でピアノを卒業し、喘息だったため主人の勧めでスイミングに通い始めました。
そしたら、こっちが性にあってたんですねえ。
けっしてスポーツが得意な子ではなかったのに、水泳大好き、水の中大好き。
河童みたいな子だったんです(笑)。
あのまま無理にピアノを習わせてなくてよかった~、とつくづく思いました。

次女はピアノの発表会で賞をいただいたり、アンサンブルでは京都大会まで行ったり。
好きこそものの上手なれ、とはよく言ったものです。

中学でバスケに入部したときも、突き指をしないかヒヤヒヤしながらピアノを続けました(最後の発表会は、案の定突き指で出られませんでしたが)。
試合、試験、合唱コンクールの伴奏、発表会と行事が続いたときは、本人がぴりぴりして親も大変
こっちまで緊張したものです。


子どもに、いろんなことを経験させてやりたいのは山々ですが、かといってあれもこれもというわけにはいきません。
とりあえず、子どもが好きなことをひとつだけ習わそう、と思って今までさせてきました。

自分の好きなこと、つまり趣味ということになるのかもしれませんが、それは学業とか仕事には繋がらないかもしれないけど、単に楽しみというだけではなく、人生で何かあったときの慰めや励みになると思うのです。
親として、子どもには自分の好きなものを見つけて欲しいなあと常々思っていたので、長女は書くことが(泳ぐことも)、次女は弾くことが好き、というのはとても嬉しいことです。
ピアノのレッスンは辞めても、好きな音楽はこれからずっと次女の傍にあることでしょう。


最近次女は、楽譜を買って自分の好きな曲を弾いたりしているので、夕食後ちょっとしたピアノバーに早がわり。
おとーさんはご満悦
私もお風呂に入っているときに、次女のピアノが聴こえてきたら極上の贅沢なひとときです

そんなある日。
「お母さん、私がこの家を出て行ったら、誰がこのピアノ弾くん?」
「そうやなあ・・・」
「お母さん、弾いたら?」
「え~、お母さん、もう指が動かへんよ~」
「ボケ防止になるで~」
・・・むかっ

コメント (4)
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