熊本熊的日常

日常生活についての雑記

娘へのメール 先週のまとめ

2007年09月23日 | Weblog

今の段階で何をどのように話したらよいか、正直なところわかりません。事実を述べるなら、9月18日に私と君の母親は離婚し、9月22日に私はロンドンへ引っ越しました。しかし、君の学費はこれまで通り私が負担しますし、生活費も一部負担し続けます。君の母親も働いているのですから、きちんとやりくりをすれば、生活に困ることはないはずです。余計な心配はせずに、自分がやるべきことをきちんとやってください。

さて、今日は、これから一ヶ月ほど生活する仮の住まい周辺の探索をかねて近所を歩き回ってみました。ここ10年ほどの間に新たに開発された地域なので、特にこれといった色がなく、見た目にはどのような人たちが生活しているのかよくわかりません。小さな商店は点在していますが、スーパーのようなものは無いので、生活には不便であるような印象です。鉄道で10分ほどのところにグリニッジという町があり、ここは観光地でもあるので、なかなか賑やかな場所です。まだ、こちらの不動産事情を何も知らないのですが、できれば職場に近いところで、ひっそりと暮らしたいと希望しています。

ちなみに、今日はグリニッジのMARKS&SPENCERというスーパーで冷凍のチリコンカーンライスとローストチキンパイなどを買ってきました。こちらのスーパーはこのような半調理済の食材が豊富です。トマトと林檎も買ってみました。トマトは私が子供の頃食べていたようなトマト臭いトマトで、なんだかとても懐かしい味でした。林檎はニュージーランド産のJAZZという名前の品種で、ほどよい酸味があって美味しいです。昼にそのチリコンカーンライスを仮住まいの電子レンジで加熱して食べてみましたが、なかなか美味しかったです。一人だとレストランには入りずらいので、しばらくこのような食事が続きそうです。住む家が決まれば、調理器具などをきちんと揃えて自炊をしようと思います。 仮住まいはCanary Southというサービスアパートです。

職場があるのはCanary Wharfという地域で、ここには金融機関の本社ビルが集積しています。ショッピングモールもありますが、今日は日曜で殆どの店が休みであったせいか、ちょっとパンチに欠ける感が否めません。(キリスト教では日曜日は安息日なので、働かないことになっています。ただし、プロテスタントと呼ばれる宗派の人たちは労働=信仰という考えなので、営業している店もあります。) テムズ川には歩道のトンネル(Greenwich foot tunnel)もあり、このトンネルを使ってグリニッチから歩いて仮住まいまで帰ってきました。所要時間約30分ほどです。近くもないけど遠くもない、って感じでしょうか。

暑さが長引いているので、これから急に秋らしくなると体調を崩し易くなると思います。好き嫌いなく栄養を摂り、健康に気をつけてください。