熊本熊的日常

日常生活についての雑記

鉄道博物館

2011年12月05日 | Weblog
初めて鉄道博物館を訪れた。交通博物館時代に比べると子供の集客を意識した造りになっている印象だ。実機の展示が増えたように見えるが、交通博物館時代に、外に並べられていただけのものを、屋内に配すなどしているので、それほど顕著な違いはないのだろう。転車台を中心にした実車のレイアウトは英国ヨークの鉄道博物館と同じだ。10年以上も前に、出張の際の余暇を利用して米国ピッツバーグの鉄道博物館を訪れたことがあるが、個人で訪れたのではなく当時の勤務先の社長の鞄持ちで同行したので、広大な敷地に実機が豊富に並べられていたという印象くらいしか残っていない。断片的な記憶と印象だけで敢えて言えば、横川の鉄道村に近い感じだっただろうか。ヨークにしてもピッツバーグにしても、それほど商売気が感じられなかった。その所為か、とても落ち着いた気分で見学できた。英国にはロンドンのコベントガーデンにロンドンの交通に焦点を当てた交通博物館があるが、こちらのほうは大都市の中心部に立地していることもあり、週末ともなると親子連れが行列をつくるほどの人気スポットだ。

さて、大宮の鉄道博物館だが、実機を間近に見学できるのは嬉しい。音声ガイドも充実していて、たいへん重宝だ。屋内に実機を並べているので、天井が高いのも快適だ。ただ、惜しむらくは、交通博物館時代の模型類がなくなってしまったことだ。おそらく、今の時代は動くわけでもないただの模型など人気が無いとの判断なのだろう。個人的には、そうした模型類が好きだったので残念だ。なかには、実機の初号機が完成した際に端材などを利用して実機の製造に携わった人たちが作ったというミニチュアの蒸気機関車もあったと記憶しているのだが、そういう人の心を物語るものは、人によっては面白くもないだろうが、個人的には惹かれるものがあった。

ミュージアムショップは貴重な収入源という位置づけらしく、並んでいる商品の充実ぶりには目を見張るものがある。単価もそれなりなので、クレジットカードを使えるようにしてもらうと大変助かる。生憎、今日も現金の持ち合わせが無かった上に、閉館間際まで館内をうろうろしていたのでショップに費やす十分な時間が無く、何も買わずに出てしまった。是非、近いうちに時間に余裕を持って再訪したいと思っている。

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