何年かぶりに健康診断以外で病院を訪れた。転職のたびに、それぞれの健診指定病院があって、特に40歳を超えてからは再検査となる機会も多くなったので、いくつもの病院の診察カードが手元にあるのだが、そうしたなかで相対的に利用頻度が高く地理的に利便性の高いところに出かけてきた。利用頻度が高いといっても、直前に利用したのは2007年9月のことだ。
オフィス街でしかも駅から近いという立地である所為か、午後の診療開始時間に訪れると受付前の待合は満員で、私が受診する診療科では、私の順番は14番目だという。凡その待ち時間を尋ねると、1時間程度だろうというので、勤務先のある隣のビルのラウンジで暇をつぶすことにした。このところ、暑くなったり涼しくなったりしているので、自然に身体へのストレスが高くなっているということもあるだろうが、それにしても病んでいる人が多いものだと驚いてしまった。よく世間で言われているような老人の社交場というのではない。オフィス街なので、仕事を抜け出してきた風の人たちが殆どだ。
そんななかに、職場の同僚がひとり紛れ込んでいた。その場では相手のほうが私に気付いていなかったが、出勤してから尋ねてみると、症状が慢性化して1年近く定期的に通院しているのだという。疾病の原因がストレスなので、現状では完治は難しく、症状を監視しながら生活しているのだそうだ。偶然に、私も彼と同じ診療科で、私のも症状が殆ど消えたかと思えば酷くなるというようなことを繰り返しながら、何年も続いている。何年も続いていても、生活に支障を感じなければ病院で診てもらおうという気は起きないものだ。最近、少し酷くなってきて気になるようになったので、その酷くなったところを診てもらおうと思って、こうして診察にやってきたのである。
診断の結果、薬を使ってみて2週間経過観察ということになり、ステロイド剤を処方された。「何年も」と書いたが、私のは子供の頃から場所を変えながら同じような症状が続いているので、この先も続くのだろう。ステロイドというのは症状を緩和するためのもので、原因を根治する薬ではない。どこにも悪いところがない、というような人はいないという。程度の差こそあれ、だれもが何がしかの負担を抱えながら生活をするというのは自然なことなのだろう。だから、病院の待合が混むのも自然なこと、ということになる。
オフィス街でしかも駅から近いという立地である所為か、午後の診療開始時間に訪れると受付前の待合は満員で、私が受診する診療科では、私の順番は14番目だという。凡その待ち時間を尋ねると、1時間程度だろうというので、勤務先のある隣のビルのラウンジで暇をつぶすことにした。このところ、暑くなったり涼しくなったりしているので、自然に身体へのストレスが高くなっているということもあるだろうが、それにしても病んでいる人が多いものだと驚いてしまった。よく世間で言われているような老人の社交場というのではない。オフィス街なので、仕事を抜け出してきた風の人たちが殆どだ。
そんななかに、職場の同僚がひとり紛れ込んでいた。その場では相手のほうが私に気付いていなかったが、出勤してから尋ねてみると、症状が慢性化して1年近く定期的に通院しているのだという。疾病の原因がストレスなので、現状では完治は難しく、症状を監視しながら生活しているのだそうだ。偶然に、私も彼と同じ診療科で、私のも症状が殆ど消えたかと思えば酷くなるというようなことを繰り返しながら、何年も続いている。何年も続いていても、生活に支障を感じなければ病院で診てもらおうという気は起きないものだ。最近、少し酷くなってきて気になるようになったので、その酷くなったところを診てもらおうと思って、こうして診察にやってきたのである。
診断の結果、薬を使ってみて2週間経過観察ということになり、ステロイド剤を処方された。「何年も」と書いたが、私のは子供の頃から場所を変えながら同じような症状が続いているので、この先も続くのだろう。ステロイドというのは症状を緩和するためのもので、原因を根治する薬ではない。どこにも悪いところがない、というような人はいないという。程度の差こそあれ、だれもが何がしかの負担を抱えながら生活をするというのは自然なことなのだろう。だから、病院の待合が混むのも自然なこと、ということになる。