今日は失業後のバイト第二弾。都内某所で菓子製造。大手百貨店に出店しているブランドを複数持つ焼菓子、チョコ、パンなどのメーカで、ごく当たり前の勤務時間に働く。私の勤務場所は焼菓子を作る現場の窯の前。生地に栗の甘露煮やナッツ類のトッピングをしたり、焼き板にクッキングシートを敷いたり、焼き上がった菓子を焼き板から外したり、といった作業をする。ブランド菓子とは言え、工場で作るようなものはいい加減に作っているのだろうと思っていたが、こうして現場のなかに入ってみると、思いの外真っ当に作っていることに感心する。作業の性質上、現場入りする前に制服に着替え、現場入口ではエアシャワーを浴び、手を洗い、マスクをして目だけしか露出しないような恰好になる。制服の下は下着だけなのだが、窯の前で立ち働いている所為もあり、始業後すぐに汗ばんでくる。冬場はこれでちょうどよいくらいだ。先日のピッキングも、現場は倉庫の中なので暖房などないにもかかわらず、身体を動かしているうちにTシャツだけでちょうどよいくらいになった。夏場は過酷な現場になるのだろうが、ピッキングならば、自分が扱っている商品を手にするであろう客の笑顔を想い、今日の仕事なら、今作っている菓子を頬張る人の満足げな表情を想像する。自分の行為が誰かの笑顔につながると思うと妙に嬉しくなる。
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