前の勤務先から支給されたわずかばかりの退職金があり、せっかくの機会なのでここから100万円だけぱぁっと使ってみることにした。「ぱぁっと」がわずか100万円ほどでしかないあたりが私の人間としてのスケールの小ささを雄弁に物語っている。しかも、「ぱぁっと」一遍に使うのではないところも「うわぁ、ちいせぇ!」と思う。さらに言えば、退職金を手にしたのが4月下旬で、それからもうすぐ2ヶ月になろうとしているのに、まだ残っている。穴があったら入りたい、ような心境だ。
これまでに何に使ったかといえば、まず菅野さんにカバンを注文した。次に、婚活サービスに登録した。そして現在活躍中の或る画家の絵による浮世絵を購入した。で、まだ使い切れていないのである。ついでに言えば、これら3つともまだ手元に無い。カバンは来月完成予定だ。婚活サービスは提出すべき書類がまだ残っており、やはり来月あたりからのサービス開始となりそうだ。浮世絵も今月下旬の完成予定とのこと。こうして心待ちにするのも楽しかったりするのだが、そういうことに楽しみを見出すのも人間がこじんまりとしているからこそなのだろう。
まぁ、いいや。大きくても小さくても。