独テロ容疑者を公開捜査=チュニジア出身の男、武装の恐れ
ドイツの首都ベルリンで発生したテロ事件は、ISが犯行声明を公表したことから、イスラム過激派による犯行との見方が有力です。しかしながら、捜査の経緯をみておりますと、どこか不可解な点があります。
事件発生当初、ベルリン警察はパキスタン籍の男性を拘束したものの、証拠不十分として釈放しております。その後、ドイツ連邦警察庁は、チュニジア出身とされるアニス・アムリ容疑者に対して公開捜査を開始しました。決め手となったのは、地元メディアによれば、運転席付近で発見された身分証明書とされています。
しかしながら、真犯人は、アニス・アムリ容疑者なのでしょうか。犯人アムリ説を訝しく思える理由は、仮に、犯人が、身分証明書を運転席に落としたとしましたら、それは、あまりに”まぬけ過ぎる”からです。テロリストともなれば、細心の注意を払いながら慎重に行動するはずであり、そのための特別な訓練も受けているはずです。ISなどでは、占領地帯においてテロリスト養成所を設けているとされています。アムリ容疑者も、ISとの繋がりから既に公安当局にマークされており、いわば、プロのテロリストといっても過言ではありません。にも拘らず、自らの身元を明かすような身分証明書を、かくも”都合よく”運転席の近くに落とすとは思えないのです。
となりますと、運転席付近で発見された身分証明書は、必ずしもアムリ容疑者の犯行の証拠とならないのではないでしょうか。考えられるのは、何者かが、捜査当局に発見されるよう、同容疑者の身分証明書を密かに置いておいたというものです。報道に拠りますと、アムリ容疑者が今年6月に難民認定を受けられなかった理由は、身分証明書がなく、チュニジア出身であることを証明できなかったからとされています。この報道が正しければ、この時、既にアムリ容疑者は身分証明書を紛失していた、あるいは、盗まれていた可能性も否定できないのです。最初に拘束されたパキスタン籍の人物は、身分証明書を運転手席付近に置くために近づいたのかもしれません。
何れにしましても、”まぬけ過ぎるテロリスト”の存在は、この事件の闇が相当に深く、背後においてテロ・ネットワークが組織されている可能性を示唆しております。事件の真相を解明するには、アムリ容疑者の供述を待つ必要がありますが、今般のベルリンテロ事件は、容疑者逮捕で幕引きとなるとは思えないのです。
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事件発生当初、ベルリン警察はパキスタン籍の男性を拘束したものの、証拠不十分として釈放しております。その後、ドイツ連邦警察庁は、チュニジア出身とされるアニス・アムリ容疑者に対して公開捜査を開始しました。決め手となったのは、地元メディアによれば、運転席付近で発見された身分証明書とされています。
しかしながら、真犯人は、アニス・アムリ容疑者なのでしょうか。犯人アムリ説を訝しく思える理由は、仮に、犯人が、身分証明書を運転席に落としたとしましたら、それは、あまりに”まぬけ過ぎる”からです。テロリストともなれば、細心の注意を払いながら慎重に行動するはずであり、そのための特別な訓練も受けているはずです。ISなどでは、占領地帯においてテロリスト養成所を設けているとされています。アムリ容疑者も、ISとの繋がりから既に公安当局にマークされており、いわば、プロのテロリストといっても過言ではありません。にも拘らず、自らの身元を明かすような身分証明書を、かくも”都合よく”運転席の近くに落とすとは思えないのです。
となりますと、運転席付近で発見された身分証明書は、必ずしもアムリ容疑者の犯行の証拠とならないのではないでしょうか。考えられるのは、何者かが、捜査当局に発見されるよう、同容疑者の身分証明書を密かに置いておいたというものです。報道に拠りますと、アムリ容疑者が今年6月に難民認定を受けられなかった理由は、身分証明書がなく、チュニジア出身であることを証明できなかったからとされています。この報道が正しければ、この時、既にアムリ容疑者は身分証明書を紛失していた、あるいは、盗まれていた可能性も否定できないのです。最初に拘束されたパキスタン籍の人物は、身分証明書を運転手席付近に置くために近づいたのかもしれません。
何れにしましても、”まぬけ過ぎるテロリスト”の存在は、この事件の闇が相当に深く、背後においてテロ・ネットワークが組織されている可能性を示唆しております。事件の真相を解明するには、アムリ容疑者の供述を待つ必要がありますが、今般のベルリンテロ事件は、容疑者逮捕で幕引きとなるとは思えないのです。
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