菅談話―菅首相は韓国と歴史認識を共有している

併合１００年菅談話　反発２０人、新勉強会　保守系、民主代表選影響も(産経新聞) - goo ニュース
　参加者が、各自に割り当てられた役割を演じることで、問題の核心を探ったり、将来のトラブルに備えたりするための訓練として、ロール・プレイングゲームという手法があります。今日では、教育の場のみなならず、幅広い分野で取り入れられていますが、このゲームは、人の行動が、個人的な背景の影響を受けるということを前提としなくては成り立たないのです。

　政治家が帰化事実を明らかにすべき理由もまた、ロール、つまり、政治家個人の経験や立場が、外交方針を含めた政策決定に影響を与えるという事実があるからに他なりません。先祖代々の国民、国籍取得者＝帰化した国民、一時的な滞在者である外国人では、政策に対する見方も考え方も大きく違います。

　今月１０日に公表された菅談話では、首相の歴史認識が、歴史的な事実に基づくものでも、日本国の立場に立つものでもなく、韓国側に寄ったものとして、政界のみならず、国民の多くから非難と失望の声が上がることになりました。折しも、菅首相には、祖先、あるいは、本人の韓国からの帰化や韓国人との間の子の存在が噂されており、国民は、然したる説明もなく唐突に談話を公表した首相の態度に、強い不信感を抱くことになったのです。

　帰化事実の公表には、個人情報の保護を理由に反対する意見も聞かれますが、政治は、全ての国民に関わるものです。目隠し状態では、政治家の背後にある個人的な事情が国政を動かしてしまいます。選挙に際して、自らについて正直に語ることこそ、国民に対する政治家の義務なのではないかと思うのです。

　よろしければ、クリックをお願い申し上げます。


にほんブログ村