花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

戦場ヶ原から山王峠へ

2018年10月10日 21時40分21秒 | スポーツ・トレッキング

戦場ヶ原の自然研究路は、幅の広い木道で歩きやすいが、台風の後では
花がほとんどない。
歩きやすいといっても、泉宿池から赤沼まで1時間5分の時間がかかると
ガイドマップにコースタイム書いてある

腐った切り株に、ツタの赤い葉が絡まって、生と死の対比を描いていた。
向かいから来た若者グループがそれを見て対比の面白さに気が付いたようだ
立ち止まって写真を撮っている様子が伝わってきた。

この日、この自然研究路には、野鳥撮影と思われるグループがたくさん
来ていて、迷彩の施した大砲のようなレンズがずらりと並んでいた。

4~5人のグループで、数十メートルおきにたむろして、かなりの数であった
大型の三脚をセットして、座り込んでいる人もいた。

木道が広いといっても、これでは他の人の邪魔になっているのは確かだ。
しかし群集心理で、そのような配慮は消えて、当たり前の顔をしている。
自然を愛する仲間として、残念で悲しかった。


はるか光徳方面で、資材運搬と思われるヘリコプターが資材を釣り上げていた


この日、戦場ヶ原で目にしたコケモモの赤い実は1個であった
台風の風と水でなぎ倒された草が邪魔して、見つけるのが難しかった


上の写真をトリミングで拡大した写真、草の陰で見にくい。


戦場ヶ原で、ワタスゲの多いところに、見やすいように木道を湿原に
張り出して設置している場所がある。
そこから、湯の湖から流れ落ちる湯滝が見えていた。

赤沼の近くで、小学生のグループとすれ違った。
何年生?と聞くと6年生だという。
元気に挨拶して楽しそうだ。

赤沼の駐車場に戻ると、ほぼ満車に近い状態だった
車が次から次へと入ってくるので、直ちに月山に向かって出発した。
ちょっと遠回りかもしれないが、光徳から山王林道を抜けて川俣に行くことにした。


光徳を過ぎて、山王林道の登り道に入ると、紅葉した木が増えてきた
唐松もかなり色づいている。


枯沼の上の於呂倶羅山の斜面も、紅葉とダケカンバや針葉樹のまだら模様が
美しい


山王峠の曲がり角から向かいの山の上を見ると、岩がむき出しで
見えている尾根があった。


多分於呂倶羅山の尾根だと思うが、岩山なのであろうか
山渓のガイドマップ「日光」には、山王峠から踏み跡のルートがあると
書かれている。


山王峠を越えて、下りながら山王帽子山の方を見ると、日が当たってないが
素晴らしい紅葉が、斜面を覆っていた。

下り林道には、ところどころに広いスペースがあるので、そこに止めては
写真を撮りまくった。


山頂は雲か霧に覆われていたが、その下は、こちらに向かって流れ落ちる
尾根が、紅葉の帯になって迫ってくる迫力があった


木々の間から望遠でとらえた黄葉が見事だった


車道の上にも、目を奪う紅葉があった

しかし、川俣が近づくと、まだ青葉が多かった。