
@サンシャイン劇場
2010年 劇団☆新感線30周年興行《秋》豊年満作チャンピオン祭り
【作・演出】いのうえひでのり
【出演】橋本じゅん・坂井真紀・池田成志・高田聖子・粟根まこと
田辺誠一・古田新太他
【上映時間】3時間10分(休憩20分)
ものっすごい楽しみにしていた新感線
その期待を裏切らない最高のバカバカしさだった。
新感線はいっつもいいお席
今回も前から4列目のセンターブロックって、ものすごい良席。
感謝。
会場に入るとロビーで演出家のいのうえさん発見
かなりの高確率でおみかけするもんだから
勝手に知ってる気になって、おつかれさまでーす、って声かけそうになっちゃう。
ハミけつアイドル沢々尻モニカ(保坂エマ)のストーカー兜剛(かぶとつよし)に
橋本じゅんさん
その兜剛がジェットコースターから落っこちて死んじゃって
サイボーグの兜剛鉄(かぶとごうてつ)になって
聖アンガー学園に潜入して学校の悪をあばく、っていう
マンガ的ストーリー
聖アンガー学園の理事長に古田さん
学校の保健体育の先生に池田成志さん
剛鉄と一緒に潜入捜査をするのが坂井真紀さん
モニカを追って転校してくるスーパーアイドル土方夢知彦に田辺誠一さん
もう、最初っから最後まで笑いっぱなし。
アホすぎる。
その日暮らしのアリエッティとか、かくし芸大会のハナ肇の銅像とか
パロディだらけ。
坂井真紀ちゃんのやった浅見山サツキなんて
ポニーテールに剣玉に土佐弁
80年代アイドルっぽいしゃべり方がサイコウ。
沢々尻モニカは、“モニカ”に反応しちゃったけど、
“別に~”連発で、動きやしぐさもそれっぽくて
保坂エマさんすごいよー。
セーラー服からのぞくウェストが細くて、スタイルいいんだよね。
池田成志さんは、最初から最後までブブセラを斜めがけ。
しょーもないキャラなんだけど、池田さんって声がシブイ。
田辺さんのやった土方夢知彦通称ムッチ
マッチ=ムッチ
近藤=土方
ってことね。
田辺さん、そこまでやっちゃっていいのですかーなハジケっぷり。
ネタものって知らずにオファー受けちゃったんじゃないの?ってくらい。
ブルージーンズ・ぶるーすって歌の歌詞もこれまたくだらなくって
おかしくって。
青いイナズマ~じゃなくて、青いプラズマ~♪だってよ。
今回は私たちの大好きな橋本じゅんさんがメインな感じで
いつも以上の暑苦しさだったんだけど、
やっぱりわたし的には古田さんの存在感にやられちゃったなー。
古田さんと高田さんはさすがの看板俳優
この2人が出てくると何かが違うんだよね。
古田さんかっこよかったー。
失礼ながらけっしてかっこいお顔じゃないんだけどねぇ。
カッコいいのよ。
今回はダンスがよかった。
韓流っぽい曲で踊るのと、あと「天牙御免のうた」って曲で
高田さん右近さんとマイケルの踊りをやったのがすっごいかっこよかった。
古田さん、もしややせた?と思ったら、舞台でもネタにされてた。
橋本じゅんさんに福山雅治のマネをさせようとするムチャぶりもサイコウだ。
これ映像化されたらもう1回観たいけど、
キケンなネタが多すぎて難しいんだろーな。
10万を動員できちゃう人気劇団の、大のオトナが
くだらないことを本気でやる。
アドリブもあるけど、実は計算されつくした笑いってところに
楽しませることへの真摯さを感じちゃう。
ばかばかしくってくだらないんだけど、それを2時間半やり続けて
さらにそこにストーリーもオチもあって、ってスゴクないか。
ドタバタな動きなんだけど、そこにもちゃんと立ち回りのカタがついてる。
そこが好き。
カテコは4回かな。
4列目で見る古田さんの水吹きは豪快爽快。
最後は客席にむかって投げChuしてくれたよ。
終演後、
新感線は今まで、マボ、斗真、佐藤アッくん、森剛を使ってくれているけど、
アラシの誰かを使っちゃったらどーする?なんて話しに。
まぁありえないだろうけど、チケットが取れなくなるのはカンベンなので
絶対にやめていただきたいよね。
今みたいにブレイクする前だったら?
やっぱり大ちゃんですかね。
パンフはいつものことながら豪華版

これで3000円
新感線の30周年記念特本「時極表Ⅱ」付き。
俳優からの証言、作家作詞家からの証言、プロデューサー・制作者からの証言と
写真もたくさんで見ごたえあり。
30周年グッズでチケットケースがあったのでお買い上げ。

よくあるファイルタイプじゃなくて、ファスナータイプなので
チケット入れ以外にも仕えそう。
次回作は何かなぁ。
やっぱり思う、わたしも新感線に入りたいって。