@池袋HUMAXシネマズ
監督:三池崇史
出演:役所広司・山田孝之・伊勢谷友介・沢村一樹・古田新太
高岡蒼甫・六角精児・波岡一喜・近藤公園・石垣佑麿
窪田正孝・伊原剛志・松方弘樹 他
上映時間:141分
1963年に公開された工藤栄一監督の同名作品を三池監督がリメイク
江戸幕府史上最悪の暴君を暗殺するために集まった13人の刺客の
命をかけた戦い。
吾郎ちゃんが演じた斉韶が本当に暴君、鬼畜で
けっこうむごたらしいシーンはあるし、
ラスト50分続く立ち回りは凄まじいし。
ダメな人も多い作品だと思うけど、わたしは好き。
この刺客たちをかっこいいと思っちゃうんだな。
最初に12人でいざ、みたいな感じで出ていくところとか、
かっこいいんだよな。
なんてゆうか、太平の世に侍が死に場所を探しているっていうんじゃなくて、
自分の信じている侍の美学を貫こうとしている感じ。
とにかくキャストがすごい。
内野聖陽さんなんてほんのちらっとしか出ないのに。
古田さんの200両がおかしかったな。
あと伊勢谷さんが今までにない役どころ。
一匹狼的な浪人とかかと思ってたら野人だもん。
でもよかった。
最後のは、オバケでもおふざけでも出てきてくれてよかった。
ちょっとした救いになった。
伊原さんは背が高いから殺陣がかっこいい。
殺陣と言えばさすがの松方さん。
存在感もすごかったけど、殺陣のシーンは素人目にも他の人と違うってのが分かってしまう。
吾郎ちゃんの役どころはあまりに非道。
メイキング番組で、観た人に嫌われちゃうんじゃないかって言ってたけど
あの冷酷な感じをちゃんと演じていたと思う。
最後はドロドロだし、よくひきうけたなぁと。
新境地じゃないかしら。
半世紀も前のものをリメイクしちゃう三池組すごい。