対人援助者は、常に何がそのクライアントにとっていちばんいいのかを個別に考えるべきだなと思う。ケースによって本当に違うもの。これは定量数値化できない。
ナースの友人が今福祉と介護との連携を勉強している。そのことについて話してくれ、「医療は命優先。福祉は人権優先。その違いがすごく分かった。そして連携の大切さが分かってきた」と。
医療においてのホスピタリティ、福祉においてのホスピタリティ、介護においてのホスピタリティって何だろうか。そしてそこにスピリチュアルケアはどう絡むことができるのか。
@animanma 治るかどうかより、どう経過するかが大事。病や症状には意味があるから。ちゃんと向き合ってみる機会を与えてくれているのよ、症状は。
大分前だが、とある学会で土方巽について発表した心理士のひとが、発表後「でも土方さんの舞台とか一度も見たことないんですけどね~」とへらへら笑いながら言ったことを思い出した。もちろん、本人も舞踏など経験ないひと。学術、そんなにちょろくていいんですか?
生きていればいい、まずは症状がとれればいい、治ればいい、というのが今の医療の前提かなと思う。でも、いちばん大事なのはその人それぞれが、自分の人生をどう生きるかであり、病があろうがなかろうが、どのくらい満足できるかであるよね。もちろん、100%の満足感ってあり得ないけど。
病には、3つの意味があると聞いたことがある。
その意味をそれぞれ訪ねることが、
それぞれの旅なのだと思う。
健康であることも、
病うことも、
いろいろ大切なことを教えてくれるもの。
どちらもだいじ。
セラピーとか目指す人はまだ多いのか知らないけど、自分の中の泥沼もきちんとふまないと、後が大変ですよ。
「夫婦善哉」ずっと見ておりますが、ある意味、オンナもここまでバカ男につきあえるというのはすごいと思った。
患者さん、利用者さん、クライアントさんのために何ができるか、ということと同じくらい自分のことと考えられるかどうか、というのが対人援助職の世界だと思うのですが。
対人援助職、人への援助で自分のケアをすましたと思いがち、というところ、ずっとあると思うよ。そこは見過ごしてはいけない。そして、それは悪いことでもないし、とにかくきちんと認識しておくかどうかでずいぶん違うと思う。
対人援助職は人に依存されたい人も多いと思うの。それを自認してどうするか、だよな。