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山本孝史氏、がん告白。

   小生の知り合いの国会議員は独りしかいない。それが、山本孝史氏。1993年に日本新党から立候補し、衆議院議員に初当選。その後、落選も経験しながら、現在は民主党参議院議員。その山本氏が、昨年末がんに罹り、5月下旬の参院本会議でがんを告白した。勇気ある行動だ。がん対策基本法案の今国会成立を訴えた。

 ずいぶん前の話であるが、山本氏と2人で本を出版した。山本氏はアメリカの大学で修士号を取っているが、その大学院で教科書として使われていた Role Transition in Later Life を副田義也先生(金城学院大学教授、元筑波大学副学長)主催の研究会で、山本氏が紹介した。小生は、この本を翻訳するに意義があると直感し、研究会終了後、初対面であった山本氏に話しかけ、2人で翻訳を行うことになった。

 それが、リンダ・ジョージ(キョトンC・山本訳)『老後ーその時あなたはー』(思索社)である。定価2100円、ユーズド価格は500円。アカデミックな文献なので、小生は、老年社会学入門というタイトルにしたかったのだが、出版社側の意向で、ごく一般的なタイトルになってしまった。当時山本氏は、交通遺児育英会の事務局長をしていた。

 副田先生にお目にかかる機会があると、山本氏を交えて3人で高円寺あたりで飲みましょうと言う話になるのだが、実現していない。勇気あるがん告白をたたえ、是非3人飲み会を実現したいものである。山本氏はまだ57歳。現在は、ネクスト・キャビネットの厚生労働大臣だが、早くキャビネットの厚生労働大臣になっていただきたい。
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