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私の社会観!

私の周りの学生達にはいつも言っていることであるが、私の社会観は、以下の一行で示すことができる。

「どの社会もそうであろうが、本当に素晴らしい部分もあれば、そうでない部分もあるはずだ」。(出典:キョトンC『スウェーデンの高齢者ケア-その光と影を追って-』新評論 2007年 p.3)

キザな表現を使うならば、言葉の本当の意味において、世界中にユートピアもなければディストピアもない。

先日起きたフィンランドの高校生ピストル乱射事件も、かなり昔に起きたデンマークのプライエム(高齢者施設)での大量殺人事件も、社会の影の部分であるが、だからと言ってそれぞれの国も光の部分まで、デリートする必要はない。ただしその影についてはたとえ一点であっても、深刻に捉え、二度と起きないような対策を講じなければならない。

私も含めて我が国の人々は、どうしても、極端善悪ラベリング症候群に陥りやすく、しかも感情的に沸騰しやすい。

もっと落ち着いて落ち着いて、他の国の光と影を見ることにしたいと切に思う。



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