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座教と立教。

まず、断っておかなくてはいけない。タイトルは大学の名前ではないので、関係者の皆さん心配ご無用です。

我々が通常日々授業する時、講義ものは、立って教える(すなわち、立教!)し、演習(ゼミ)は座って教えたり(座教!)、2wayのコミュニケーションの当事者となる。

この方式は、この21年間ずっと継続している。

唯一の例外になりそうなのは、放送大学のテレビ。一方的な講義形式であるが、黒板やホワイトボードに板書することがなく、そのような重要な内容は予めフリップ
を作成してもらっておく。

従って、放送大学のテレビは例外的に「座教!」となる。

と、

思い込んできた。

勤労感謝の日(略してキンカンの日)に、放送大学の内部に侵入できた。担当ディレクターさんとアシストの方と打ち合わせするためだ。その中の雑談の中で、初めて知った事実。

主任講師のM先生が、来年度からスタートする『現代世界の結婚と家族』に関しては、立って教える方式(立教!)に統一すると。

隠された真実。「聞いてませんよ!」

私は、直ちに担当ディレクターさんに、私の持病である【踵骨棘(しょうこつきょく】について説明し、立ちっぱなしは、今の私にとってハンディになることを訴えた。

担当ディレクターさんはとても太っ腹な方で(私同様メタボ族!)、「じゃあ、いいですよ。M先生には伝えてきますから」と。

何事も我慢せずに、窮状を訴えてみるものですね。

通常の講義ものは、持病をかかえながらも、壇上で、黒板と平行に左右に移動したり、黒板の方を向いて板書したりしているので、私の中では、結構変化があって、痛みを感じないのであります。
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