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昨日は、厚生労働省18階で。

別に陳情に出かけたわけではない。

2007年に出版した『スウェーデンの高齢者ケア』の中で、日本の介護保険に言及している部分があり、かなり強い調子で厚労省を批判したが、その件でおしかりを受けたわけではない。

そもそも先方は、私の本などご存知ない。

 

日本の高齢者福祉を司る<老健局>と言う部局がある。

その局長が、私的な勉強会を毎週(毎月か?)開いておられる。

霞が関にある合同庁舎18階の介護保険計画課のオフィスを訪ねる。

踊る大捜査線the movie 3 を思わず思い出したが、庁舎内で引っ越しをしたばかりで、まだ出入り口がブルーシート。

奥の会議室に通される。30人ぐらいは入るだろうか。

例の100歳以上高齢者の居場所不明問題の件で、いつもより参加者は少ないそうだが、それでも20名ほどの職員さんが参加されていた。

最初は雑談。しばらくして、宮島老健局長が登場される。

事前に名刺を渡すべきか、後にするかちょっとモジモジしたが、私の話に退屈して、宮島局長が退席なさったら困ると思い、最初に局長と名刺交換。

 

課長補佐様からは、プリゼン25分、ディスカション25分でお願いしますと言われていた。

が、老健局に再度登場することもないと思い、これっきりと思い、パワーポイント12枚を説明し尽くした。時計を見たら40分経過していた。

完全に約束違反である。

 

その後、ディスカションの時間が10分しかないので、やばいことになったなあと後悔したが、

早速、宮島局長が口火を切って、質問をいくつかなさった。

私の癖で、質問に答えつつ、補足説明をどんどん入れ込んでしまった。

その他の幹部職員の方からもいくつか質問を受けた。

全ての質問が適切であり、さすがだなあと感心する。

結局ディスカションも40分ほど費やした。

当初の予定は1時間弱だったのが、終わってみれば、1時間半強であった。

テーマはもちろん、『スウェーデンの高齢者ケア-光と影ー』。

ディスカションの中では、デンマークのプリエボーリの状況や韓国の老人長期療養保険制度における<条件付き>の介護者手当についても説明することができ、ほっとする。

 

全く未知の場所で、怖気づくことなく、堂々とパフォーマンスできたので(少なくとも自分の中では120点!)、昨日は本当に、生きがいを感じ、幸福感もこの猛暑同様に、急上昇!

 

やはり緊張感による疲労も尋常ではなく、夜ビールを飲んでいる途中で、爆睡。

風邪をひかなくて一安心。

 

 

 

 

 

 

 

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