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大学教授キョトンCブログ!!
トガニ (その2)
トガニ。
るつぼの意味である。
高温処理のための耐熱式の容器。
このタイトルと映画の内容をどのように関連づければよいのだろうか。
2時間の映画から、学べることは多かった。
学ぶどころか、1秒1秒の映像が<心に刺さり>、今でも痛い。
これほど心が痛む映画を見たことがない。
この映画を見ようと誘ってくれた<妻>に感謝したい。
さて、トガニというタイトルの意味。
ネタバレにならない程度に抑えてその意味を考える。
小生は、様々な立場での悪の連鎖=どれが悪の始めでどれが悪の終わりか、どれが小さな悪でどれが大きな悪か=を一瞬にして溶けて分からなくする装置が、<トガニ>なのだと思う。
悪の因果も、悪の大小も一瞬にして分からなくする<トガニ>という社会的装置があるから、社会は良くならないというメッセージのようにも読み取れる。
未来志向の、問題解決志向のメッセージでは決してないが、現実を直視すればするほど、こうした後ろ向きのメッセージも逆にリアルであり、作りものでないメッセージとして受け取れる。
さて、日本はどうか?
1996年4月に、千葉県船橋市の児童養護施設『恩寵園』事件が発覚した。
13名の児童が園から逃げ出て、各地の児童相談所に助けを求めたところから、事件が明るみに。
トガニと同様、性的虐待を含め様々な虐待が行われていたが、発覚当初、千葉県は動かなかった。
住民運動が功を奏し、住民団体による刑事告発を受けて、警察が園を家宅捜索。
最終的に施設長の男性は、懲役8か月、その息子の同施設職員は懲役5年。
日本もトガニ社会である。
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昨日のアルコール
350cc の発泡酒 1本
今朝の血圧・脈拍
右・・・111-76-78
左・・・116-79-81
8月12日(日)のつぶやき
最も心に刺さる映画。<トガ二> goo.gl/7mUkB
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