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大学教授キョトンCブログ!!
スウェーデンの児童手当の多子加算 2019
時々、後期の授業内容が気になる。
自分の大学のも、気になるが、非常勤先も気になる。
ということで、昨日は、西荻窪大学で後期に担当する科目<
社会保障と社会福祉>
で扱うトピックスのうちから、スウェーデンの児童手当に接近。
2017年の講義資料全体はまだ見つかっていないが、スウェーデンの
児童手当を調べてみた。
すでに水準が高いので、今年も変わっていないであろうと油断して見ていたら、
な
ん
と
2018年に手当額が大きくアップしていたのでR。
激驚!
表から以下のことが分かる。
児童が一人の時は、毎月1,250クローナ(約13,750円)
児童が二人になると加算が設定され、1,250 × 2 + 150 =
2,650クローナ(約 29,150円)
児童が三人になると 1,250 × 3 + 730 =
4,480クローナ(約 49,280円)
・
・
児童が六人になると 1,250 × 6 + 4240 =
11,740クローナ(約129 ,140円)
児童手当が生まれた1937年は所得制限があったが、
1948年に、所得制限は撤廃され、ユニバーサルな手当となった。
スウェーデンの児童手当の特徴は、
児童の数が増えれば増えるほど、加算部分の額も増えることである。
児童が16歳になるまでの手当である。
2017年までは、児童一人の場合は、1050クローナ(11550円)であった。
多子加算の金額設定は、現在と同様である。
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