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大学教授キョトンCブログ!!
中国 一人っ子を先に亡くした高齢者
40年近く続けた<一人っ子政策>
その後、同政策は廃止された。
その結果として、一人っ子を先に亡くした高齢者=失独者が現在100万世帯。
といわれているが、正確な数字は分からない。
2050年には1100万世帯を超えるという中国の学者の推計があるが、本当か
どうかは分からない。
失独者が、全て要介護の高齢者になるわけではないが、成人した子どもからの
経済的支援、身体的支援、精神的支援を受けるチャンスが皆無であることは、
明らかである。
社会保障のハイリスクグループの1つである。
小生のシニア大学院生は、中国が<介護保険化する介護保障>に向かう
背景要因の1つとして、CHILDLESS高齢者に焦点を当てている。
さて、北京には、<失独者専用の介護施設>=第5社会福利院が出来ているようだ。
是非、コロナが空けたら、第5社会福利院に行ってみたい。
上海しか行ったことがないので。
ガセ情報かも知れないので、事前にリサーチが必要だが。
社区養老がうまく機能しているのか。
失独者への社区介護が整っているのか。
居民委員会が、失独者を含めたCHILDLESS高齢者への支援をどのように考え
社区を運営できているのか。
これらがリサーチテーマになろう。
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