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大学教授キョトンCブログ!!
イギリスのワクチン競争は、えげつないほど凄い。
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5731日目
昨日夜の番組で始めて知ったが、イギリスのワクチン戦略は凄い。
異常なレベルの感染者数を出していたが、今は、一桁台に
急降下し、<収束したかに見える状況>
はっきり言って、羨ましい限り。
ワクチン摂種率がイスラエルに次いで高く、50%台。
しかし、イギリスのような戦略は、一歩間違えば、大失敗
につながる。
イギリスは、大博打に出たことをテレビで知った。
大博打1
首相が、一人の中年女性投資家をリーダーに、ワクチン対策
プロジェクトチームを結成させた。
大博打2
同PTが、ワクチンが効果あるか、認可されるか分からない
段階で、100種類のワクチンから20種類
のワクチンを選んだ。
大博打3
中年女性投資家がさらにワクチンを絞り込み、<優先的に
イギリスに供給する>契約を結んだ。
大博打4
契約に際しては、中年女性投資家PTが24時間以内に採否を
判断するように首相に迫った。
一体どれだけの国家予算が、このワクチン先行取引に使われた
のであろうか。金額は一切公表されていない。
中年女性投資家は昨年5月に任命され、同年12月までには任務
から離れている。
この功績で政界入りを目指すこともなく(将来的には分からないが)、
今は投資家としての活動に戻っている。
このあっさりさも素晴しい。
日本がこのような芸当が出来るわけがない。
国家として、海千山千の大作戦を決行できるはずもない。
大博打を打たない・打てない日本は、亀のようにワクチン接種が
進まないわけだが、
国家として<危険を冒さない>という態度は尊重したい。
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