昨日、寝るときから奥さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でも、どうしても、私は立ち上がる勇気がありませんでした……。
日曜の朝7時から出合いで、各家庭の前の溝のそうじが予定されていました。あのコンクリートの溝のふたを上げては、泥をかき出し、またふたを閉める作業です。近所の他の地区ではもっと違うシステムになっているようですが、うちの地区は力自慢の人が、次から次とふたを開けて、他の人たちはそこからどろをすくい取ることになっています。そのふた開けを担当したら、最初から最後まで延々とコンクリートのふたと格闘することになるのです。考えただけでも恐ろしい、腰の痛くなる作業です。
何年か前に、奥さんから指令を受けてこの出合いに参加しました。年に1回のことだから、ふた開けさえ担当しなかったら、それはそれでOKだったのです。何年目かに、どういう風の吹き回しなのか、私がこのふた開けを担当することになりました。相方の人に迷惑をかけるわけにはいかず、次から次と休みなしで、コンクリートのふたを開け、また閉じました。1時間と少しの時間ですが、もうヘトヘトになって、根を上げて、奥さんに大変だったと報告しました。それならと、奥さんが次の年から出てくれるようになって、奥さんはさすがにふた開けはしないので、溝そうじを今年もやってくれました。私は「本当に申し訳ない」と、今朝、彼女が出で行く時には、ちゃんと起きて、見送りをしました。
1時間して奥さんが帰ってきました。もう平身低頭な気分で、奥さんが「美杉のむらのわ市に行こう!」と言えば、それはもう喜んで参加することにしました。
美杉まであふれる新緑の中をドライブし、助手席の奥さんに「あの新緑、あの花撮って」とお願いしながら、いつもは見てるだけの山々を写真を撮りながら行きました。すぐに美杉の火の谷温泉に着いてしまって、火の谷温泉ビール工場にたどりつきました。
会場は、そのてっぺんの広場で開催されていて、自然派のお店がそれぞれお店を出していました。自然派農法、ゲタ、お菓子、ジビエカレー、森林利用のNPO、醸造店、チーズやさん、石窯パンなど、個々のお店が知り合いだそうで、お互いに月1回のイベントをのんびり楽しんでいる雰囲気でした。でも、私は何となくその雰囲気に入っていけない感じでした。あまり生活することにこだわりがなく生きているせいなのか、もっと物を見せて欲しい感じでした。というか、私は物を探しに来てみたつもりなのに、どうもそうではなくて、そこでおしゃべりしたり、お店同士で交流したり、頼まれて楽器や歌を披露したり、人のつながりで月1回集まって何かやっている感じでした。もうけることなんかあまり考えてないのです。でも、そこから映画が生まれたり、町おこしが生まれたりするわけで、こうしたイベントつながりを確かめ合ういい機会なんだと思います。
それで、帰宅したら、ぜひやってみようと思っていたウルトラマンを描いてみました。ザンネンながらイメージとかけ離れたものしか描けなくて、少しションポリしてしまいました。ですから、今度はエンピツと水彩でウルトラマンに挑戦したいと思います。でも、それは来週になるでしょうか。いや、エンピツなら今晩でもやれると思うので、ひまを見て描いてみます。今晩は、仕事と読書しないといけません。
それにしても、半袖でさわやかな季節になりました。お調子者の私は肩出して寝て、また五十肩にでもなりそうです。それでも、5月のさわやかな感じ、いいですね。